グルーミングルームのある間取り
下駄箱では現代の玄関の機能を満たしていない
玄関に入ると当たりまえの様にある下駄箱。もちろん靴を収納する家具です。モノの無い時代はこれで十分整理出来ました。履物さえ収納出来たら玄関はスッキリと納まっていました。
現代はどうでしょう。玄関の中に下駄箱以外にモノが溢れていませんか?
まずどこの家にでもあるのが傘立て。傘を下駄箱に収納すると靴が湿気てしまいます。しかし傘立ても傘以外のモノで溢れていませんか?靴ベラ・バット・ゴルフ用品etc。
傘立て以外に玄関にモノがありませんか?庭掃除の為の箒や塵取り。車の愛車セット。コートハンガー。スポーツグッズ。
下駄箱が考案された頃に、家庭には無かったもので今の玄関は溢れかえっています。
玄関をスッキリ見せようと思えば、下駄箱だけでは間に合わなくなっているのが現状です。
しかし、今の新築物件のチラシを見ても、いまだに下駄箱の絵が描かれています。
間取りを深く考えるのは、建築士の仕事ですが建築士がいると設計料が高くつくと言う風評がありますので、建築士が不在のまま家が建って行くのです。その為何十年も前の生活様式をそのまま新築住宅にした様な間取りが今なお存在するのです。
下駄箱に替わる新しい空間が必要
画像は玄関横にシューズクロークを配置した例です。普通の玄関よりタタミ一枚分捻出するだけでシューズクロークが作れます。その中に玄関に溢れる様々なモノを一挙に収納出来て玄関が非常にスッキリとします。
モノが片付かない原因は、建築士が不在の間取りになっている為です。
間取りと云うのは最近はパソコンがありますので、誰にでも簡単に描ける様になりました。
自分の理想の間取りがどの様なものか、自分で間取りを描く事は非常に良い事です。
しかし、過去の例に習っていれば、過去の間取りから抜け出す事は出来ません。過去の例から抜け出そうとすれば、構造的に問題が無いのか。断熱性能がどうなのか。違法性はないのか。素人の能力では判断出来ない難問にぶつかり、先に進めません。
設計料が高いと言うのは風評です。
設計料が高くて、建築士に家造りなんてとても頼めないと決めてかかっていませんか?
実は建築士に依頼すると家造りのトータルコストは下がるのです。
自分の理想の住まいがどれくらいするか、世間相場で判断していませんか?
その世間相場の根拠は一体何ですか?
それらを建築士と共に見つめ直せば、トータルコストは必ず世間相場より下がります。