見ないと後悔する目からウロコの家造り
週刊文春に欠陥住宅と批判された秀光ビルド。その対応とは?
今年の3月に週刊文春に欠陥ぶりを指摘されていた秀光ビルドが5/13に工事の見える化を宣言しました。
主な内容は、第三者に品質検査を委ね、瑕疵保険と地盤保証をセットにしてこれを全棟標準化しようとするものです。品質検査を行う会社は平成23年創業の(株)家守りホールディングスです。保険・保証は(株)ハウスジーメンが行います。
品質検査の内容とは
家守りホールディングスの行う検査は
1基礎配筋検査
2基礎出来型検査
3土台伏せ検査
4屋根防水下地検査
5構造体・構造金物検査
6外部防水検査
7断熱材施工検査
8外装仕上げ検査
9内部造作検査
10完了検査
の10回で、着工から竣工に至るまで10回検査を行うのは業界初だそうです。
また、建築主がインターネットを介していつでも現場の状況を確認出来る様になっていて、完了した際には住宅検査報告書を発行してもらえるそうです。
けどこれって設計事務所が監理するのと同じじゃないの?
設計施工を自社で行うハウスメーカーが第三者の検査機関を介して品質を確保しようとする姿勢は評価に値します。第三者の目が入って初めて思い込みや、うっかりミスが防げるのです。
ただし、この第三者の検査機関を導入した秀光ビルドが町の一般工務店より優れている事にはなりません。一般工務店が設計施工で家を建てれば秀光ビルドの管理体制の方が優秀ですが、建築主が設計事務所を設計監理契約を結んで工事監理してもらっていれば一般工務店の方が管理チェック体制は優れています。
何故ならば、設計事務所が監理に入れば週に一度の監理でも工期5ヶ月間で20回監理に入る事になるからです。回数入れば良いと云うものでもありませんが、毎回が新しい建物を造る連続ですから(車の様に同じカタチものを同じ仕様で作る訳ではない)マニュアルに決められた項目を検査するだけでは必ず見落としがでます。
経験豊富な設計監理者がチェック項目以外の事にも目を光らせていないと、良い住宅は出来ません。
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