人生を左右する子供部屋

福味健治

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テーマ:【賢い家造り】

一階にリビング二階に個室。今造られている殆どの家がこのパターンです。
個室って何をする部屋なのでしょう?家族と離れて自分一人になれる空間でしょうか。自分一人にならないといけない時って、幸せなひとときなのでしょうか。人の中でも特に日本人は集団行動が好きです。その集団から離れて一人になりたい時は、往々にして幸せな時とは云えません。
日本人の子育ては子供にべったりと干渉します。子供が一個の人間として人格が形成されていない時期に親が干渉せず、個室を与えられてしまうとどうなるのでしょうか。
西欧の様に個人主義が発達していて、赤ん坊の頃から一人で寝かされる習慣のある国に育った人と、親が干渉する中で育った人とでは、巣立ちのタイミングが明らかに違うはずです。それを家が新しくなったと云う理由で、部屋を与えて良いのでしょうか。
西欧の真似をして個室を多く造ることは、子供に干渉する習慣のある日本ではどうしても馴染まない空間を造っているようで、違和感を覚えてしまいます。日本人に馴染む親が干渉し易い子供部屋を創造する必要性を痛切に感じます。
今、表面化している教育の諸問題の根源は、ライフスタイルに合わない子供部屋が遠因している事は間違いないでしょう。

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福味健治
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福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

どうして良いか判らない貴方の為に、私はここにいます。まずは、お友達になりましょう。そして悩みや夢を語り合いましょう。理想の家造りはそこから始まります。私は友達を裏切りません。無料相談大歓迎。コラム必見

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