木造耐火建築物を建てています。
建替え新築かリフォームかどちらにしようか悩むのは、自宅を何とかしようと思う人共通の悩みです。
一般の方は予算の都合で新築かリフォームかを決めることが多い様に思います。私は予算だけでお勧めすることはありません。
建物の状態やクライアントの年齢、ライフスタイル・ライフサイクル等を考え合わせて、家をどうするか考えます。予算が無くても新築をお勧めする場合もあります。その様な場合は、後で幾らでも良くすることの出来る部位には極力費用を掛けず、後で手を加えるのが不可能な部分やお金が大きく掛かってしまう部位にお金を集中させます。
逆に、予算が余っていても、建物そのものが物理的耐用年数に到達せず、クライアントが一度の改修で一生過ごす事が可能な状態の家であれば、リフォームを勧めています。
予算は重要ですが、無ければ無いなりに家の建て方はあります。世間相場でリフォーム・新築と決めつけずまずは、ベストな選択をするために専門家の意見を聞かれる事をお勧めします。