木造耐火建築物を建てています。
家を建てる側に立てば、バブル崩壊以降買い手市場が続いています。それはデフレの影響で、土地価格や建設物価が下がり続けている為です。勿論、収入も減っていますので歓迎されたことではありませんが安く建てられる事に関しては、紛れもない事実でした。
安倍総裁が政権樹立後、インフレ上昇率2%/年を目指すと公言しています。1000万円であったものが次の年には、1020万円になるという事です。消費税も10%まで上がることが決まっていますので、1050万円が1122万円になる計算です。その翌年には1144.44万円です。同じ価値のものでも、二年で100万円近く価格が上昇します。
年収が2%上がったとしても、年収400万円として408万円。二年で416.16万円と16万円ちょっとしか上がりません。
これから判る事は、インフレになれば貯金するよりも借金をする方が賢明だと云う事です。少しでも早く大きな買い物をしておくことです。そのうち手の届かない価格になってしまいます。バブルの時がそうでした。今では1000万円前後の値打ちの土地がバブル期には1億円したなんて話しが当然の様にありました。
借金はインフレと共にどうなるのでしょうか。インフレになるとお金の値打ちが下がるという事です。お金の値打ちも2%の割合で目減りします。1000万円借金しても翌年には980万円の値打ちしかないという事です。勿論金利を返済しなければなりませんが、それはデフレ時も同じことです。
株価は半年から一年後の景気を反映しているとよく言われます。株価も1万円代を回復し、トンネルの先の明かりが見えてきた感があります。景気の変わり目が資産形成のチャンスと考えることです。