秀光ビルドの家に調査に入りました
リビングは日本語に直すと居間と訳されます。でも米英のリビングと日本の居間では若干の相違があります。
居間は茶の間とも云い家の中でくつろげる場所を指します。接客する空間ではありませんので、応接間が日本の住宅には存在します。米英には応接間は存在しません。ゲストルームはありますが、そこは寝る為の寝室で応接間ではありません。米英はリビングで接客するのです。家の中でもリビングはパブリックスペースとして扱われ、躾のの厳しい家庭では男であればネクタイ着用が正しい服装となります。
日本の最近の間取りでは、応接間が無くなってしまった分、家族共有のくつろぎ空間は、居間とは呼べず接客も兼ねるリビングと称していますが、使い方は居間や茶の間と同様に、家族共有のプライベート空間です。私も仕事から帰ると寝巻き姿でリビングをウロウロしています。
突然の来客があれば、家族総出でリビングの中を片付け回ったりします。我が家の場合頻繁ではありませんので、笑い話にしかなりませんが、来客の多い家では笑ってもいられないでしょう。
そんな時、もう一つくつろげる空間があれば・・・・となったのがサブリビングの発想です。
リビングと遠くない位置に視線が遮られる様にサブリビングを設けます。来客時はそこに非難して散らかし放題の生活を維持しようとするものです。この発想は米英にもありファミリールームと呼ばれています。ここは家族専用のプライベートスペースです。日本同様、小さい子供がいる家ではオモチャ箱をひっくり返した様な空間です。