グルーミングルームのある間取り
高気密・高断熱住宅は窓を開けてはいけないのではと思っている方もおられますが誤解です。
高気密・高断熱住宅と云っても、法律で用語の定義がなされている訳ではありませんので、一般論的な話しになりますが、季節の良い時期は窓を開けて部屋の空気を入れ替えた方がはるかに効率的です。極寒・酷暑の時期や花粉症が気になる季節は、フィルターの付いた熱交換型の換気扇を回した方が無難ですが、それ以外の季節であれば、窓を5分程度開けるだけで、部屋の空気を入れ替える事が出来ます。
エコロジーはエコノミーでなければなりません。環境対策を商品化して他と差別化することにより、高額な装置を取り付ける商法がありますが、費用対効果を考えると宣伝文句ほど優れたものはありません。
費用対効果を考えれば出来るだけ安く、単純な装置にして簡単にメンテナンスが出来る装置の方が有利です。空調設備と換気設備を統合して且つ全館的な設備を考えると、どうしても設備が大掛かりとなり、一つの機能が失われれば全てが止まってしまう様なシステムは、機械としては欠陥です。