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コラム
行き違いを無くす方法
2012年9月19日
建築工事の中で最も多いトラブルは、意思の疎通が上手く出来ずに思いと違ったものが出来上がってしまう事です。
カタチのあるものを見てから買う事が出来ないのが、注文住宅の大きな問題点です。現実には何も無い状態で、図面だけを見てそれに値段を付けて「安い」とか「高い」とか云っているのですから、云っている本人さえ、安いのか高いのか判断しかねる場合もあります。
話し合いの過程の中で、「今契約して頂ければ、この工事はサービスします。」みたいな表現が良く業者の口から飛び出しますが、工事が進むにつれて実行されていない事に気付き、問い詰めると「契約時の値引き交渉の中で相殺しました」とか「過程の中でそんな話しもしましたが、契約までに請け負い金額が変更になっているのでサービスは無理です」とか云われてトラブルへと発展してしまいます。
こんな時の防衛方法はただ一つです。議事録を業者に作成してもらう事です。建築主と業者の間で設計図書に記載されてある内容以外の決定事項は、議事録のみとすると云う風に共通ルールを作っておくことです。これで思い違いや失念と云ったミスが随分防げます。
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