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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

工務店の断り方

2012年3月27日

テーマ:【賢い家造り】

コラムカテゴリ:住宅・建物

新築工事の場合、まだカタチの無いものに値段をつけるのですから、一社だけでなく複数社の見積りを取りましょうと、何度も書いてきました。
最後には、一社に決めないといけないのですから、残りを断らないといけません。見積りをお願いする時は、必ず「競争見積りになります」と明言しておかないとあとでトラブルになります。

もう一つ付加するなら、選定方法も明言しておくことでしょう。「最も安い見積りで決めます」とか「提案力で決めます」とかです。
事前に選定方法をガラス貼りにしておけば、後で揉めることは無いかと思います。

もし仮に「最も安い見積りで決めます」と云って、どの業者も見積り希望金額に達しなかった場合、最安値の業者さんと仕様の変更等で、価格交渉を行います。それでも希望金額に達しない場合は、全く別の工務店に見積り依頼するのが原則です。前野業者さんに再度お願いするのは失礼ですし、結果お断りすることになれば後々しこりが残ります。

何度も見積りを繰り返すには、時間的にゆとりがなく、提案力と云ってもどれが本当に自分に合うのか判らない場合は、設計事務所に設計を依頼することでしょう。設計事務所に依頼すれば予算を勘案しながら、理想の間取り・仕様になるまで、提案を繰り返してくれますし、競争見積り依頼する手間も全て窓口となって処理してくれます。どの業者が相応しいかアドバイスを受ける事も出来ます。

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福味健治(岡田一級建築士事務所)

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