見ないと後悔する目からウロコの家造り
後悔している点や、ここだけは譲れない点と云うのは、人によって違います。
定番で地震に強い家・暖かい家と云うのがありますが、地震にどの程度強いのか。どの程度暖かいのかは、皆バラバラです。
この質問の回答は、日常生活の中に潜んでいます。今の生活で不自由な点はありませんか?家具のレイアウトにしても、動線にしても馴れているから苦にならないだけで、他所の家を比較すれば随分手間な事をしている作業があると思います。
例えば、洗濯物を今何処で干していますか?その干す場所はベストだと思いますか?そもそも洗濯する場所はそこがベストですか?その辺の回答が人それぞれで違うから間取りも変るのです。
他人の経験談を聞いて、後悔している点を一つ一つ潰していくと、何の変哲も無い味気の無い家になってしまい、注文住宅の意味が無くなってしまいます。
吹き抜けや広いリビングは寒いだけだと止めてしまえば、昔ながらの細切れの家に窮屈に住まねばなりません。吹き抜けがあっても暖かい家になる工夫をする方が前向きかと思います。
まずは、自分がどの様な家に住みたいのか、希望をまとめることです。
その希望に対して、何でもハイハイと云う専門家は×です。
また何でも否定する専門家も×です。
希望から派生する問題点を指摘し、その解決策の為にどれ位の費用が発生するかを凡そでも即答できる人をパートナーとすべきです。
それが、規格住宅ではなく注文住宅に住む醍醐味です。なにもカタチの無いところから、カタチを造り出して行く作業は、考え方を変えれば実は楽しい作業です。
同じ大金を掛けるのですから、人任せにせず積極的に家造りに参加した方が思い入れのある家になるかと思います。