“お届け指定日”が物流の問題(負担)を大きくしている ~消費者にできる意識改革~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

物流・配達の問題はずっと言われてますが
物流の2024年問題を除いては
日時指定や納期といった“設定”が問題を大きくしてると言えるんですね。

日時指定や納期にどのような問題(影響)があるのかと言いますと
例えばネット通販で◯月◯日にお届け予定と明記されていた場合
人の心理として当然のごとくその日に届くものだと認識します。

あくまで予定だとか交通事情など考慮せず
届く予定のものがその日に届かなければ
この日だと言っていたのに届いてないではないかと不満や不信へと繋がるのです。

これは人の心理として自然な(仕方ない)働きなのですが
このようにあらかじめお届け予定日(納期)を決めてしまうから
予定通りにならなかった場合に不満へとつながるんですね。

そしたら最初からこの納期を決めなければどうでしょうか?

可能な限り最短で納める企業努力は必要ですが
最初から納期の取り決めがなければ人の心理として納期に対して厳格ではなくなりますし
企業側に厳しい目を向ける必要もなくなるわけです。
(約束を守らないから不満を感じるのであって、最初から約束がなければ納期に対して不満もない)

だからといって悠長に構えて
手が空いたときに順次発送すれば良いやと全く納期を考慮しなければ
結局は消費者の信頼を失って企業にとっても利益が生まれずデメリットでしかありませんから
やはり最短でお届けする努力は必要でしょう。

そのうえで企業や業者、そして消費者自身にとっても負担の軽減になるように
翌日お届けといった約束の取り決めを撤廃し
消費者としても注文したからといってすぐに届くわけではないことを当たり前にしていくことで
こうした物流の負担を少しでも軽減していけるのではないでしょうか?

私は便利と人間の欲が問題を大きくしていると考えるのですが
欲を減らせば悩みも負担も減らせるとは
根源的な人の心理だと考えるのですが皆さんはどのようにお考えでしょうか?

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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