気分の浮き沈みにもアンガーマネジメントで対処する

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

特にアンガーマネジメント(怒りのコントロール)の技法において言われることですが
怒りの感情が沸き起こってきたとき
6秒(もしくは10秒)ほど時間をおいて待つと怒りの感情が鎮まるように言われています。

よって感情的にならず
冷静な対応を心がけることができるようになるという技法ですが
これは何もアンガーマネジメントのシーンだけに使える技法なのではありません。

直情的、衝動的な感情全てにおいて使える技法ですので
ケンカのような怒りの感情はもちろん
例えば衝動買いの欲求にかられたようなときや
振り込め詐欺など緊急、及び緊張を要するシーン。
更には気分が沈んで落ち込むようなときでも効果があります。

アンガーマネジメントにしてもそうですが
私は個人的には6秒なんてそんな短い時間では効果がない(あっても薄い)と考えますが
そんな秒単位の短時間ではなく
もっと長い時間をかけてその感情と向き合うほうが
対処療法としての技法ではなく
感情との付き合い方(コントロール)のメンタルトレーニングにもつながるわけです。

よく気分が沈む、落ち込みやすいという方は
すぐに感情を立て直そうとするのではなく
この技法を応用してしばらく時間をおいてみてください。

技法のように秒単位の短い時間ではなく
最低でも一日時間を置くようにし
抑うつ気分に襲われたときはそこで何か足掻こうとせずに
その感情を引きずってとりあえず一睡してみるわけです。(一夜を明かす)

もちろんそれまでに自然に立ち直るようでしたらそれが最善ですが
頑張って何とか早く立て直そうとせず
逆に頑張らないことで思考や乱れている感情の整理に必要な時間を自分に与えてやるわけです。
(あえて努力せず気分に浸って自分の自然治癒力に任せる)

アンガーマネジメントが時間をおいて対処するのと同様
気分の浮き沈みにも同様に
その場で何とかしようとせずに時間をかけて立て直すことを
技法として実践してみてくださいね。

もちろん長ければ長いほど整理に要する時間を確保できますので
時間をかけてゆっくり立て直していくように心がけてみてください。

ただその間にも(時間をかけてる間にも)
次々また新たな感情の波が襲ってきますので
そういったときこそ心理カウンセリングのようなサポートとメンタルトレーニングによって
感情整理(メンタルコントロール)にお役立てくださいませ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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