やる気スイッチをオンにするには？

普段日常の中では
何か真剣に考えて向き合おうとしても
いろいろ他の事も考えたり雑念が入ってきて
結局集中して向き合えないものです。

自分では集中して向き合ってるつもりでも
人の話し声や雑音も入ってこないくらいに集中してれば別ですけど
なかなかそこまでの状況には持っていけません。

そもそも思考というのはあちこち飛ぶものですから
一つの事にずっと集中してられる時間なんて
ほんとに限られた時間や瞬間でしかありません。

それくらい一つの事に集中するにはものすごいエネルギーが必要なんですが
この一つの事に向き合うための環境が用意されてるものが
心理カウンセリングという状況なんですね。
場所でいえばカウンセリングルームです。

しかしこの心理カウンセリングでさえ
ずっと集中してられるようなマネは出来ません。

長いスパンで見れば、思考は必ず停滞します。
人には休止期間というものが必要であり
一つの物事にずっと集中してるという事は命取りにもなりますし
まずもって出来るようなものではありません。

これは人の仕組みや機能として元々備わってるものですから
誰であろうと例外はなく
個人をつかまえて、お前はダラけてるなんて事は言えないんですね。
たまたま休止期間が長いかスイッチがオフになってるだけです。

ですからひとたびスイッチさえ入れば
人が変わったように活発になり
ポジティブであり積極的に物事に取り組むようになるんです。

そのスイッチを切ってしまうような要因が周りに沢山溢れてますから
次から次へとあなたのスイッチを切ってやろうと
悩みや不安としてあなたに襲いかかってくるんですね。

そして自分でコントロール出来なくなった時に苦しくなって
スイッチがオフになってしまうのです。

スイッチがオフになる要因は
人であったり環境や出来事であったりと様々です。

やる気が出ないのは自分のせいだと思わない事が大切です。
ただし、ある程度コントロール出来るようにしておく必要はありますよ。
でないとあなたの気力を奪おうとするものが
次から次へと襲ってきますから。

そしてこのように
原因を完全に人のせいや他の要因にしてしまう事そのものが
次にスイッチをオンに出来ない要因となるわけです。

こんな状態から抜け出すにはどうすればいいか？

はい、それは物事の仕組みを理解する事です。
そして冷静に対処出来るようにしておく事。

物事を冷静に見られるようになれば
何だかわからない要因に惑わされる事もありません。

テストやなんかでも、わからないから悩むんです。
答えがわかってたら悩む事もないですよね。
それと同じで、やはり冷静に見る力を養う必要があります。

これはメンタルトレーニングである程度鍛えられるものです。

ここで、も一つ大切になってくるのが
完璧を求めない事。

完璧を求めてしまうと、そこになかなか到達出来ないから
それがまた悩みへと変わってしまうんですね。
自ら本末転倒な事をしていてはいけません。

完璧は一つの目標であり
あなたがならなければならない姿や
必ずやらなければならないものではない。

やる気スイッチなんてのは粗悪に作られてるものなのか
直ぐに切れてしまうものなんです。

そんな直ぐに切れてしまうようなものなら
常にオンにし続けてやるなり切れないような工夫が必要です。

日常に集中力が途切れてしまうような要因が溢れてるなら
自分でそうならない環境を用意する事も一つの方法です。

心理カウンセリングというのはここに
ある意味強制的にそういう環境を作り出して
集中して自分の心の内面と向き合うからこそ
問題解決の大きな力となるわけですね。

ただ単に受けて話を聞いてもらってじゃないんです。

カウンセラーはやる気スイッチをオンにするお手伝いは出来ますが
カウンセラーがオンにしてあげるものではありませんから
やはり必要な時に自分からオンにするように
オフにならないようにする工夫が求められますとお伝えしておきます。



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