まず最初にあなたにしていただきたい事

何でも自分の受け取ったものは
必ずどこかに返さないといけない。
それが自分にとって良い事であろうと悪い事であろうと。

人に何か手伝っていただいて御礼をするのはもちろんですが
そういった感謝の気持ちであっても
何か不快な思いをさせられた時でも
自分の受けた気持ちや思いというのは
どこかに返してやる必要があるんです。

言葉を変えれば御礼や仕返しなどと言えますが
受け取ったものをずっと自分の中に留めていてはいけないんですね。
いけないというよりも、留めておく事は出来ないんです。
必ずどこかに、どういった形であれ
外に出してやらなければならない。

でないと自分が苦しいから。

人から嫌な思いをさせられて
そんな思いをずっと抱えて溜め込んでるのは苦しい。
仕返ししたり発散したり
何らかの形で外に出してやる必要がある。
これはわかります。

しかし人から何かいろいろとしてもらって
感謝の気持ちで一杯になる。
あるいは申し訳ない気持ちで一杯になる。

こういった、人から何かしてもらった事でも
自分の中に抱え込んでおくのは苦しいんですね。

人は自分の中に感情を溜め込む事は出来ません。

おわかりでしょうか?
自分が受けたものは
必ずどこかに、何かの形で返さなければならない。
自分の中に留めておく事は出来ないという事。

自分の中にずっと留めておくと
その思いはやがてパンパンになり
苦しくなってしまいます。
パンパンに膨れ上がった感情は
もう自分でもコントロール出来なくなってしまいます。

どんな気持ちであれ
自分の受け取ったものは返さないといけないんですね。

相手に直接返してもいいし
どこかに吐き出しても消化してもいい。
いろんな方法があります。

しかし皆さんこれらをしないから
軽んじてるから
いつまでも苦しいままなんです。
ずっと自分の中に抱えたまま
日々を過ごそうとしてらっしゃるんですね。

自分が何を受け取ったとしても
ちゃんとどこかに返す事が出来たなら
そこまで苦しむ必要もないはずです。
自分の中にずっと抱えてるから苦しいんです。

おわかりいただけたでしょうか?
自分の受け取ったものは必ず返してください。
誰かに伝えてください。

もしあなたの気持ちがどこにも行き場がなかったら
カウンセリングルームで大いに外へ出してあげてください。
あなたの気持ちをカウンセラーに思いっきりぶつけてみてください。
それだけでもどれだけ気持ちが楽になる事か。

気持ちというのはどんなものであろうと関係ありません。
抱え込んでるから苦しいんです。
何で苦しんでるのかは、またその後の問題です。

後の問題はカウンセリングで徐々に解決していけばいいのですから
まずは自分の中に溜まったものを外に出してやる。
この作業をしてみてくださいね。
そうすると今までとはずいぶん、気持ちも楽になると思いますよ。



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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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