書籍「時間の始まり 宇宙はこうして始まった ~宇宙の起源にまでさかのぼる時間の仕組み~」出版情報
人を励ましたり応援する目的で
頑張れと言う事があります。
この言葉
東日本大震災の時でも、ずいぶん話題に上りましたね。
頑張れという事が悪いのではありませんが
カウンセラーはクライエントさんに対してなど
あまり人に頑張れとは言いません。
一緒に頑張りましょうねという事はあっても
それじゃあ頑張ってくださいなどと言わないのです。
頑張れなんて言われる方は
そんな口だけの無責任な頑張れなんて
気安く言ってほしくないんですね。
言ったあなたが苦労するわけじゃないんです。
苦労するのは頑張る方の人間なのですから。
頑張れと言うからには、あなたは何か協力してくれるんですか?
どうせ口で言うだけですよね。
そういう気のない、心のない頑張れは
言われた本人には負担でしかありません。
何で頑張らなければならないの?
しかも人に言われてまで。
そんな事言われなくても自分では十分頑張ってるさ。
あなたに私の苦労の何がわかるというんだ。
このように、悩みや精神的な負担を抱えてる方は
頑張れなんて言われなくても必死で頑張ってるんです。
自分と戦ってられるんです。
はたから見てたら頑張ってるように見えなくても
それって頑張れと言う側の、自分基準の評価ではないですか?
あなたには人の努力が大した事ないように見えても
本人(当事者)はものすごい苦労してらっしゃるんです。
それを気休め程度に頑張れなんて
誰が気軽に言えるでしょうか?
まるで他人事じゃないですか。
他人事なら他人事で構わないですが
それなら頑張れなんて気軽に言ってほしくないですね。
一緒に頑張ろうといって何か協力してくれるならまだしも
ただ頑張れと言うのは相手に対して
あなたの努力は足りませんよと言ってるようなもんです。
それはひねくれて捉え過ぎだと思われるかもしれませんが
これが苦労を抱える、言われた側の心理的作用なんですね。
頑張れなんて事は負担でしかありません。
苦労を抱えてる方には一緒になって考えるという事が必要であり
気休めの頑張れなんて言葉だけのものは必要ないのです。
そう、言う側にとっては他人事で
その程度の事なのかもしれませんが
言われる側にとってその一言は
大きな負担であり、精神的苦痛でしかないのですから。
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