就職難にどう取り組むか

宮本章太郎

宮本章太郎

数年前から言われている就職難の問題ですが
景気の悪化により、近年は特に大きな社会問題となってます。

当事者以外の人からよく聞かれるのが
景気のせいにするな、仕事なんて選ばなければいくらでもある
というような、およそ人の事を考えてない無責任な発言です。

確かにその通りで、その日暮らしでただ働くだけでいいなら
いくらでも仕事もあるでしょう。

しかし実際には、働くのと就職するのとではわけが違います。
日雇いで働いた分の賃金をもらって生活するのと
仕事としてずっとやっていくのとでは
社会生活を営む上でも大きな違いがあるんですね。

何でもいいからと、とりあえず手当たり次第に選んで
それでもし運良く就職できたとしても
そこでずっとやっていけるかどうかとなると
ここでもまた問題が出てくるわけです。
とりあえず働けたらいいのではありません。

そうなると、やっぱり仕事を選ぶ事になるんですが
かといって求職者側に選択権があるわけでもありませんよね。
限られた中から自分に合った仕事を見つけなくてはなりませんし
例えやりたい仕事が見つかったとしても
そこに就職できるかといえば、必ずしもそうではありません。

ここが就職問題の難しいところであり
今の厳しい現状なんです。

ようやく働き口が見つかって
最初はよし、ここで頑張るぞと息巻いても
自分の性に合わなかったり、職場の環境と合わなかったりしますので
長く続けられるかというのはまた別問題になります。

そしてこういう体験を繰り返してる内に
今度は段々自信を失っていって、自分は何をやってもダメだと
就職活動すらままならない状態に陥ってしまうんですね。

雇う側も受け皿がない。
求職者側も働き口がない。
そしていざ雇用となっても、果たして長続きするのか?
ずっとやっていけるのか?
現在の雇用、失業問題のほんとに難しいところです。

ただし、就職活動する側も
社会的な対策や取り組みを期待して
ただ待ってるだけというわけにもいきませんよね。
第一、ようやく努力実って雇用確保が実現したとしても
結局そこで働くのは自分ですよね?

人に働かせてもらうのではなくて
自分が働くのです。

職場の環境や労働条件の不一致など
労働契約上の課題も当然大事な部分ではありますが
心理カウンセリングという、人の心の部分から見てみると
やはり人間関係や、仕事に対する考え方
それぞれ自分自身の生き方といったところに
何か大きな課題があるのかなぁとも感じます。

仕事というのは働けたらそれでいいのではありません。
景気のせいにするな、選ばなければ仕事はある
そういう考えで仕事に取り組んでる人はそれで構わないのですが
同じ考えを他人にも当てはめて
そういった無責任な発言や考え方をするのではなく
周りの人も一緒になって考える、支えてあげるという取り組みが
今なされるべき必要な対策ではないでしょうか?

心理カウンセリングは職業紹介所ではありません。
しかし、本当に自分に合った
理想の仕事探しのお手伝いは出来ると思います。

現在、就職活動や職場での問題で悩んでる方は
ほんとに沢山いらっしゃいます。
京都カウンセリングラウンジも
ますますこの問題に取り組んでいきたいと思いますので
今何か行き詰まりを感じてるという方は
仕事のどういった部分で悩んでるのか
ぜひお聞かせください。
あなたの仕事に対する考え方など
心理的な面からカウンセリングさせていただきたいと思います。



ご意見ご感想、あなたの聞きたい事を聞かせてください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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