繰り返しからの脱却

宮本章太郎

宮本章太郎

私は以前、コミュニケーションを円滑にするには
命令形でのコミュニケーションをやめましょうと言いました。

同じようにコミュニケーションを妨げる要因の一つに
否定形でのコミュニケーションがあります。

命令形の以前に、否定形でのコミュニケーションをやめなければ
相手との信頼関係を築く事は出来ません。
信頼関係はコミュニケーションを円滑にする上で大前提のものです。

この否定形でのコミュニケーションをしてしまうと
再び相手との信頼関係を取り戻すまでに
相当な時間と努力が必要になるんですね。

そして今回私が一番言いたかったのが
禁止形でのコミュニケーションです。
ああしろこうしろ
あれしたらあかんこれしたらあかん、何々するなは
命令形と禁止形の最悪のパターンです。

このコミュニケーションをされた側は
自発的に行動出来なくなりますし
考え方を狭めたり制限してしまう接し方なので
言われたことを、言われた範囲でしか出来なくなってしまうのです。
まずもってコミュニケーションとしては成り立ってません。
ただの支配です。

このように支配的なコミュニケーションを行う人は
精神的に幼い(未熟)であるという事が言えます。
決して人間的に劣っているという意味ではありません。
支配的な接し方でしか人間関係を構築出来ないのです。

上から目線という言葉がありますが
あれは性格が悪いとか態度がデカイというわけではなく
その人の持つ一つの個性だと捉えられます。
そういうものの見方をしてるのではなく
そういう接し方しか出来ないのです。
悪意で上からものを言ってるわけではないんですね。

いずれにしても人間関係でこじれるのであれば
なぜこじれるのか?その原因に気づく必要があります。

同じような悩みや失敗がなぜ繰り返されるのかというと
この気づきがないからです。
どこに問題があるのか、何一つ見えてないのです。
見ようとしてないんです。
お前が悪い!
これでは何一つ改善されません。
いつまで経っても同じ事の繰り返しです。

今日もあいつは全然わかってないな。
今日もあの人イライラしてるな。
これで毎日が済んでます。
何も見えてません。

心理カウンセリングでまずお話されるのが、大体皆さんこの段階です。
いえいえ、それで良いんですよ。
それで良いんです。
そこから深く掘り下げていく事で見えてくるんです。
お話を聴いてるとよく見えてきます。
だからこそ悩み解決のお手伝いが出来るんです。

その心理カウンセラーを通して
クライエントさん自身も段々と
ああしたら良いのか、こうしたら良いのかと気づかれます。
そこで初めて改善へと向かっていくんですね。

それまではただわけもわからず悩まされてるという方が多く
どうしたらいいのかと、ほんとに苦しんでらっしゃいます。

それがものの見方一つで変わるなら
あなたもお話に来てみませんか?
心理カウンセリングなんて・・・とお難く思わないで
新しい人生を一緒に見つけてみませんか?
今までは見えてなかった何かに、きっと気づくと思いますよ。



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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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