しんどくたって誰もわかってくれない

今回は、自分が病気などでしんどい時の
周りの対応や反応といったものをみていきましょう。

例えば風邪などで非常にしんどい時に
その状態を誰かに伝えたとします。

こういう時というのは
どうしたん?大丈夫?横になっとき、ゆっくり休みやと
相手に心配してもらいたいものです。

しかしたいてい返ってくる相手の反応というのは
医者行け、薬飲んどき、はよ治しや、知らんがな・・・と
おおよそ期待とは全く別の反応が返ってくる事もしばしばです。

何も期待して伝えてるわけじゃなくても
何の心配も気遣いもない
こういう他人事のような態度をとられると
そんなこと言いたいんじゃないのに
この人は何もわかってないなと
周囲の無理解さ加減というのがよくわかるのではないでしょうか?

本当にしんどくてもうダメだって時は
わざわざ人に言われなくても自分から病院に行きます。
薬も飲みます。
自分からどうにかしようとするものです。

周りにして欲しいのはそんな他人事のような反応ではありません。
このしんどいという気持ちを受け止めて欲しいんです。
そうしてあぁわかってくれたと安心出来たなら
はじめて次のアクションを起こす心の準備が出来るのです。

例え心から心配して病院行きや、お薬飲んどきや
というような態度をとったのだとしても
他人の無理解というのは反発心や失望感、不信感といったものを生むだけです。
本当はつらいという気持ちに、心に応えてくれるだけで
それだけで十分なのです。

まずは本人の気持ちを受け止めて
それからいろいろと対応を始めるならまだしも
このように相手を突っぱねる態度をとってては
お互いに心の距離が近づくはずもありません。
そのような関係が円滑にいってるのかどうかは
もちろん言うまでもありませんよね。

この話は風邪や病気に限った話ではなく
心がしんどい時にも同じ事が言えます。
そういう見方や対応の仕方をしていくのが心理カウンセリングなんですね。

だからこそ心に抱える悩みが解消されたり
心が健全な状態で日々を過ごせるようになるんです。

ただ人の話を聞いてるのが心理カウンセリングではありません。
人の悩みやつらさを聞く時には
聴き方にも態度があるというのを知っておいてくださいね。
中途半端な助言や対応は相手を傷つけるだけですよ。



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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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