震災から見えてくる心の傷というもの

宮本章太郎

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震災によって負った心の傷は
どんな深いものであるか
誰に言われなくてもわかると思います。

そんな悲しみに暮れる被災者に対して
いつまで悲しんでるんだ、復興へ向けて頑張ろうよ
じっとしてたって何も変わらないよ
なんて言えるでしょうか?
また、言ったところでどうなるでしょうか?

余計心を閉ざしてしまうと思いませんか?

それでなくても自分だけ生き残って申し訳ない
何もかも失った、もう死んでしまいたい・・・
と悩み苦しんでらっしゃる方がいるんですから。

実はこの問題、被災者の心の問題にとどまらず
ひきこもりといった平常時の心の問題にも通じるんですね。

心が抱える問題に、程度や規模の違いなんてものはありません。
この震災で被災された方に比べれば
あなたの悩みなんて大した事はないよ
何て事は絶対にないんですね。
心の傷は何かと比較出来るものではないんです。

このように心の問題というのは
自分が感じられたり目に見えてわかるようなものであれば
理解もしやすくわかりやすいのですが
そうでない他人の悩みというのは
言われてもいまいちピンとこないんですね。

ですから一たび接し方を間違えば
その人をどんどん苦しみのどん底へと追いやってしまいます。
これでは何の解決にも至りませんし
余計に心を閉ざして立ち直れなくなるのは明らかです。

心に傷を負ってる人や悩みを抱えてる人に
自分が理解出来ないからといって
責めたり追い立てたりする事があってはなりません。

この度の震災で心に傷を負った方にもそうですが
こういった心の問題というのは
じっくりとその心に寄り添い、向き合っていく事が必要です。

本当に心の支えを必要とされてらっしゃる方の支えになれるよう
私も一生懸命サポートいたします。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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