教育の必要性と教育の放棄が招く事態


よく、自分で学ばなあかん、失敗して学べばいいんだと言いますが
時と場合によりますけど
人が成長するにあたって、こんな無責任な事はありません。
というよりむしろ、こんな無責任では人は成長しません。

自分で考える力というのは
しっかりとした教育の元で身に付くものです。
それもなく、いきなりさぁやってみろで人が成長するわけがないんです。

企業であれ子育てであれ、教育というのは必ず必要です。

これを子育ての面から見た場合
人は何の教育もなしに育つと利己主義になります。
これは何も利己主義が悪いという話しではなく
教育による社会性が身に付いてないので
基準が自分にしかないんですね。
ですから物事の判断は常に自分を中心とした基準になるんです。

それでは当然考える力なんて身に付きませんし
成長しないのはお前自身の問題だと
責任を全てその子に押し付けるのは大問題です。
教育の放棄は恐ろしい事態を招きます。

何でも全て自分で考えなければならず
そうやって自己流で育った子供は
将来社会の軋轢に悩まされる事になります。

対象が企業で見ても同じ事が言えます。
適切な教育もなしに企業が成長する事はありません。
教育の放棄は利己主義を生みますから
個人(社員)は各々自分の利益だけに価値基準を置いてしまい
何かの目標に向かって一丸となって働くという事がなくなります。
目標達成のために頑張るという事がなくなるんですね。
自分がいかに得をするか、損をしないかという事だけに傾倒してしまいます。

ここで問題にしてるのは
利己主義が悪いという話しではなく
何の教育もしないという事が問題であり
人が成長するには教育は必要であるという事です。

教育もせず、ただ無責任に責任だけを押し付けられても
押し付けられた本人は、なぜ自分がそんなに責められるんだ?
としか思いません。
せっかく本人は期待に応えようとしても
自分の力だけで考えられる範囲外の事はわからないからです。
それを責めてどうなるんですか。

いくら一生懸命にやろうとしても
わからないものはわかりませんし
教育という責任も全うしないで誰を責められますか?
これでは相手は萎縮する一方で
とても成長なんて出来たものではありませんよ。

っと、少し熱くなってしまいましたか・・・?
それではクールダウンの意味も込めて・・・

これと同じで、心理カウンセリングは
人生というものに対しての教育と捉える事が出来るでしょう。
もしくは心の教育ですね。

ただしこういう生き方をしなさいという押し付けではありませんよ。
人生にはこういう見方もありますよという
今まで自分が見てきた視点とは違う視点があるという事を
教えてあげるという教育です。

教育だからといって、そこに上下関係はありませんし
心理カウンセラーの方が偉いだなんて事もありません。
心理カウンセリングでは常にお互いが対等の関係なんですね。

教育なくして人の成長がありえないように
人生や心に対しても教育は必要だという事です。
そしてそのやり取りの中でお互いに学び、成長する事が
真の人間教育であるのかもしれませんね。
ただ何となくで人は生きられませんから。



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宮本章太郎
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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

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