大切なのはやってみるという事

児童養護施設の職員を増員するという話しがありますが
親、あるいはそれに相当する保護者からの虐待で
そういった施設に預けられる児童が溢れてるそうです。

このように問題が明らかであるにもかかわらず
どうしてもっと根本に目を向けないのでしょうか？
職員の数を増やして対応すれば良いという問題ではないと思います。

たしかに私のような者に言われなくてもわかってるでしょうけど
いくら頭でわかってても
やってる事が伴ってなければ何の意味もありません。

虐待を受けた子を施設に預けたら
保護さえすればそれでいいんじゃないですよね。
もちろん職員の数を増やす事も大事ですが
それと並行してまずやらなければいけないのは
虐待をしてしまう親に目を向ける事だと私は思います。
でないとこの問題はいつまで経っても解決する事はありません。

心理カウンセリングも同じで
目の前の見えてるとこだけ解決すればそれでいいんじゃないんです。
やはり問題となってる根本に目を向けなければいけませんし
そうでないと結局何の解決にもならないんですね。

だからこそ心の問題には心理カウンセリングという
ちゃんと心理療法の技法を使った解決方法というものがあるんです。

今年に入ってから全国規模で
お金や物品を施設に贈るタイガーマスク現象なるものが流行ってますよね。
様々な意見もありますし
私がここでとやかく言う事は出来ませんが
ただ何か物を贈った、それだけで問題が解決するわけではないですよね。
本当にやるべき事をやっていかないと
ほんとに望まれてる事を形にしていかないと
問題を抱えてる者にとってはあまり意味のない事になってしまうんです。

しかしこのタイガーマスク現象の話しでいうと
これによって行政が動きました。
これは非常に素晴らしい事だと思いますね。
直接は何の関係も繋がりもなくても
結果的には問題に取り組む原動力となったわけです。
ほんとはもっと見るべきところに目を向けてほしいですけど
今こうして一つの動きが見られました。
これってほんとに大事な事です。

わからなくても手探りでも
やってみる事によって問題も見えてくる。
問題が見えてくるといくらでも改善が出来る。
ただそれをやるかやらないかだけ。
大切なのはやってみるという事。
これは個人の問題でも同じなんですね。

上手くいかない現状を嘆いてたり批判してるだけでは何も変わりません。
無理していきなり全てやる事はないんです。
無理して変えよう変えようと努力しなくてもいいんです。
いつもの日常の中で、ほんの少しだけ
今までとは違う何かをやってみればそれでいいんです。
自分の出来る範囲で、やれる事をやってみる。

やらなきゃいけない、変わらなければいけないんじゃない。
別に変わらなくたっていい。
無理して変わる必要なんかない。
ただ少しだけ、一つだけでもいいから
何か違う事をやってみる。
これが大事なんですね。

どうですか？
何か一つやってみようと思う事は浮かんできましたか？


今回は少し内容が複雑で盛り沢山だったかもしれませんが
心理カウンセリングではもっと深いところまで
様々な事を見ていきますから
あなたの中で沢山の気づきや発見があると思います。
といっても難しい事はありませんし、難しく考える必要もありませんよ。
もちろんあなた専用の、あなただけのカウンセリングですから
自分の内面と真剣に向き合っていけばいく程
きっと充実した人生が送れる事でしょう。

やってみる事で何かが動く、何かが変わる。
それが自分の経験となる。
そうして人は成長し、人生を豊かに過ごす事が出来るのかもしれませんね。



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