自分の中の正義

人は自分の中に正義があります。

信念、責任感、自己犠牲
自分の理解できる限界の範囲
許容力、恩義・・・
といったものだとお考えください。

それらを含めて自分の中の正義とよびますが
人はこの、自分の中の正義に従って動いてます。

この正義から外れた言動というのは
なかなかに受け入れ難いものですし
自分でも行なえないものです。
考えにしても、その範囲外には及びません。

自分の正義に基づいて動いてるわけですから
自分は何も間違ってない
間違った事はしていないと思ってるわけですね。

周りからみても
明らかにおかしな主張でも
本人は間違ってるとは思ってません。

ここでいう正義とは
善悪の事をいってるのではありませんよ。

ですから、それが人の役に立ってる場合もありますし
問題の原点になってる場合もあるんです。
決して良い悪いではありません。

ただしこの、自分の正義という概念を外してやれば
いくばくかは、生き辛さというものは軽減できるかもしれません。
自分の思考や言動を縛り付けてる要因ですからね。

自分の正義に縛られないで生きる事。
全てが全て悪いというものではないんですが
あまりこだわりが強く、偏ったり囚われたりしないで
柔軟な考えを持つ事ができると
その正義も、真に価値のあるものになるかもしれませんね。