いかにして己の器の小ささに早く気づく事が出来るか

宮本章太郎

宮本章太郎


目上の者や大人が、子供や自分より弱い者に対し
からかったりイジメたり、悪ふざけをしていてはいけません。
バカにしてもいけませんし、暴力や虐待なんてもってのほかです。
こういう事をしていると
周りの人間も同じようになって真似してしまうんです。
こいつはからかってもいい奴だと
そういう認識を植え付けてしまうんです。

そうなった時に困るのが
真似して弱者をからかってる人間が
その弱者と人間対人間、1対1の立場や関係になった時
本当に恥ずかしい思いをするのは
一緒になってバカにしてた側の人間だからです。

人は皆、対等な関係にあります。
その関係が如実に表れる、1対1になった時
今まで他人から与えられてた
偽りの権威というものに頼る事が出来ず
弱者は本当は弱者なんかではなく
真の弱者は自分であるという事を認識するでしょう。

もしその事すら悟る事も出来ず
今までと同じように相手をバカにしていると
ますます惨めになるのは自分の方だと
後になってようやく気づくでしょうね。

その時にはもう自分は成長も出来ない、小さいままの人間です。
バカにされてた方は、バカにしてた人間をどんどん追い越して
人間的に成長していきます。

これが、いかにして己の器の小ささに早く気づく事が出来るか。
という事です。

こういうわけで、いい大人が他人を見下していてはいけないんです。
自らもそうですが、自分と同じかわいそうな人間を
沢山生んでしまう事になるんです。

これに対抗するには、自分磨きしかありません。
周りがどうであれ、他人がどうであれ
自分は自分で成長させていくのです。
自分が損をするのも自分が得をするのも
全て自分次第なんですね。

だからといって、自分一人の力で生きなさいという事ではありません。
他者の協力や支えなしに、成長する事はありません。
だからこそ自らも他者を助け、支え合う必要があるのです。
決して一人で生きてるのではないというのは
こういう事なんですね。

まずは自分の心の目を養う事。
周りに振り回されない、左右されない目を養う事です。
心の目で物事を見るんです。

日本語には、他人の振り見て我が振り直せや
反面教師など、先人の知恵の詰まった言葉が沢山あります。
それは自らを磨き上げてきた人たちの
実体験からくる言葉なんですね。
他人をバカにしなさいなんて格言はありませんし
そんな言葉は残りません。

なぜこのような言葉が後世にまで残っているのか。

どこにでも、学ぶ事は沢山あると思います。
周りに左右されず、自らが人としての器を磨けば
人生はより豊かで、本当に充実したものになると思いますよ。

そして学びとは、一つには
経験した中から得るものだと、私は思っております。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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