もう大人なんだからでは済まない

宮本章太郎

宮本章太郎


今現在、子供の発達障害に関する
様々な取り組みがなされてます。
まだまだ多くはないものの、少しずつ理解も広まりつつあります。

急に暴れたり、感情的になったり
特定の何かにこだわりが強かったり
他人には簡単なような事でも、本人には苦手だったりと
ほんとに一見しただけでは見分けがつかず
人によって程度も様々です。

しかし私が問題にしたいのは
大人社会でもこういう事があるという事です。
今でこそアスペルガー症候群なんて言葉も出てきましたが
自分とは無関係だと思ってる方も沢山いらっしゃるでしょう。

発達障害と聞くと、どこか子供に対しての事だと思われがちですが
こういう生きづらさは、何も子供に限った話しではありません。
自覚のない方も沢山いらっしゃると思います。
そこに大きな落とし穴が隠れているんです。

生きづらさを抱えながらも
大人は今まで普通に社会生活を送ってきてる分
なかなかこの事に気づきません。
自分が何で生きづらさを抱えてるのかだったり
周りの人間に発達障害の人がいるという事だったりです。
自分ではそんな事今更受け入れられないし
自分の身近にそういう人がいたなんて認められません。

この生きづらさの原因に気づいてない事や
周りの人間の無理解というのが
更に苦しさや生きづらさを増す原因となります。

こういう問題は子供だけの問題ではなく
大人社会でも取り組んでいかないといけない問題だと
私は思います。

なかなか見た目ではわからない問題だからこそ
皆がしっかりと認識して、周りの人も理解してあげられるような
そんな社会の取り組みや環境が必要です。

もう大人なんだからいい加減・・・
いい歳してそんな事も・・・
というような考えや言葉は
本当に相手の事を何も理解していない言葉だと思います。
それこそ子供の考え方ではないでしょうか。

自分の理解出来ない不可解な言動を取る人だからといって
変人扱いしたり差別をするのではなく
相手の事を認めて尊重し
支えが必要な時には支えてあげられるような
そんな社会にしていきたいですね。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

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