YESとNOの間には沢山の答えがある

宮本章太郎

宮本章太郎


タイトルからもお分かりの通り
答えは2つに1つじゃないんですね。
これかあれかではありません。
人生というのは
そんな究極の選択によって成り立ってるものではありません。

複数のものを取り入れて1つの答えになっていたり
答えのないものが答えとなっていたりと
様々な要素が絡み合ったものが人生なんです。

皆が皆同じように、マニュアルに沿った人生なんてありませんし
ケースバイケースで、社会や人間関係が成り立ってます。
ああでなければいけない、こうでなければいけない。
この考えこそが豊かな人生に制限をしてしまってるんです。

皆同じように、一緒でなければならないというような
皆と同じでいる事を押し付けるような価値観でいると
結局自分が苦しい思いをするんですね。
他人にも悪影響を及ぼします。

人は失敗を恐れるあまり
絶対である答えを求めたり
その答えに安心を得ようとしてしまいます。
失敗しないような選択をするんです。
だから常に、こっちなのか、そうでないのか
というような、二者択一の答えばかり求めるんですね。

答えなんて他にも沢山あるのに
究極の答えだけを追究してしまいます。
答えがない事だって一つの答えです。

私が思うに、答えとはその人の望みであるように思います。
こうなりたい、ああなりたい。
こうなってほしいああなってほしいという望みです。

ですから、ある程度の答えというのは皆さん
現時点でも既に持ってらっしゃるのです。
ただそれが見えているか見えていないか
近づく方法がわかるかわからないかなんです。
どうやったら自分の望みに近づけるか
その答えがほしいんですね。

だから悩みとして抱え込んでしまうんです。
自分ではわからないから
誰かに答え探しのアドバイスをしてほしいんです。
答えを出してほしいんです。
わからないから悩んだり、他人やものにあたってしまいます。
何かのせいにしてしまうんです。
答えが見つからないから、見えないから苦しいんですもん。
焦りもありますよね。

答えとは自分の望みであるなら
一つではないはずです。
あれもこれも、沢山の望みがあるはずです。
だったら答えはYESかNOではなくて
それ以外にも沢山答えはあるはずです。
それらが全て答えなんです。

答えを出すという事は
こうでなければいけないああでなければいけないという決めつけです。
無理して答えを出そうとしたりせず
そのありのままの答えで生きてみませんか?
答えを出してしまうと、人生を楽しむどころか
その決めつけられた中でしか生きられなくなってしまいます。
自ら決めつけた人生に縛られて
悩みの中で生きていかなくてはなりません。

それよりも
今を、その時々を楽しむ方が
よっぽど充実した人生を過ごせると思います。

現状に苦しむだけの人生じゃなくて
その中にも輝く何かを見つけられるといいですね。
答えは、現状の中にだけあるものではないですよ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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