自信の喪失という危機

宮本章太郎

宮本章太郎


自分に自信が満ち満ちていると
周りから何を言われようとうろたえませんが
一たび自信が失われると
途端にもう何をどうしていいのか
心は迷路の中に彷徨い込んでしまいます。

誰かにちょっと言われた一言でも傷つき
人間不信にも陥ってしまいます。
相手も信用出来ないし、自分すら信用出来ない。
そうするととんでもない過ちを犯してしまう危険性もあります。

この自信の喪失というのは
様々な要因で、簡単に失ってしまうんですね。
特に今まで真面目に生きてきた人に多く見られる傾向です。
真面目な事がいけない事ではありません。
その真面目に自信を持ち続けられればいいのですが
ちょっとでも何か失敗したり
誰か、相手の期待に応えられなかったと感じてしまうと
この真面目であるという自信が失われてしまうんですね。

この自信の喪失はほんとに恐ろしいもので
先ずは人間不信に繋がりますし
どんな事であっても、自分が責められてるんだと感じてしまうんですね。
失った自信は、そう簡単に回復出来るものでもありません。

ですが、だからといって決して絶望的になる事はないんです。
ここで改めて自分を振り返り、見つめ直す事で
かつての自信を取り戻す事も可能ですし
また新たに自信をつける事だって出来るんです。

何しろ、どうにかして勇気を振り絞っていただきたいのが
自分一人で抱え込んでしまわない事。
自分に自信を失くし、人間不信になっても
誰かを信じたいという気持ちはどこかにあるはずです。
その気持ちを信じてあげてください。
自分の中にあるその気持ちが
いずれ自信の回復に繋がっていくのです。

そうするとまた、自分に自信が満ち満ちている状態へと
そして、自分に自信を持てる何かに出会えるかもしれませんよ。

本当に一つ一つ、焦らずゆっくりと
少しずつあなたの自信を取り戻していきましょうね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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