自分を大切に

宮本章太郎

宮本章太郎

京都カウンセリングラウンジ
私はよく、自分を大切にしなさいと言います。
でも、自傷行為などで自分を傷つけてる人が
自分を大切にしてないとは思いません。

私の言ってる自分を大切にするとは
行為そのものではなくて
心の持ちようの事を言ってるんです。

自分を大切にする心を持ちなさいと言ってるんですね。
(もちろん体も含めてですよ)

更に私は、自分を大切にする人は
相手も大切にする人だとも言いますが
これも単純に考えて
例えばいきなり誰かに暴力を振るったら
感情的に、もしくは自己防衛のために暴力が返ってきますよね?
もちろん相手や状況によって暴力が返ってこない事もありますが
それでも自分にとって、何か良い事というのは返ってきません。
返ってくるのは必ず悪い事です。

逆に、他人を助けてあげたり
他人のために何かしてあげてると
今度は相手が、あなたのために何かしてあげたい
恩返ししたいと思うようになります。
これは感謝といいますが
例え感謝も何もされなかったとしても
自分の心は満たされますし、充実もします。
決して何か悪い事が返ってくるという事はありません。

つまり、他人のためというのは自分のためなのであり
自分のためという事は、他人のためという事にもなるんですね。

そうです、自分を大切にせずして何か良い事はありませんし
自分を大切にしていて損はありません。
何か問題にぶつかった時には
遠慮せずに誰かを頼ればいいのです。
それが自分のためでもあり、そして人のためにもなるんですから。

人間持ちつ持たれつ
互いに支え合って生きているという事がわかりますね。
そしてそういう好ましい関係には何が大事か?
どういった事が必要なのか?
これはじっくり、それこそお互いの関係のなかで
一緒に考え、一緒に見つめていきましょう。

あ、そうそう
あと、自分のためだけにやってる事であっても
他人から見たら魅力的に見える事だってあるんですよ。
ですから、自分に自信を持つ事も大切なんですね。
これも私がいつも言ってる事です。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

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心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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