「時間は平等」のウソ
居心地の良い居場所とは?
居心地の良い居場所とは、どんなところでしょうか?
それは、物理的な場所なのでしょうか、それとも心の中にある感覚なのでしょうか。おそらく、人それぞれ違う答えがあると思います。
私にとっての居心地の良い場所、それは講座でワークショップをしている時です。皆さんの前で話をしながら、ふと気づく瞬間があります。参加者が自分自身を発見し、その驚きや喜びが表情に浮かんだ瞬間、そこに居合わせることが、私にとっての居場所です。その場にいることがとても自然で、心地よく感じられるのです。
しかし、自分自身の居場所を見つけることは、時に難しく、そして時間がかかるかもしれません。私もそうでした。日常の中で、仕事や家庭、人間関係に追われ、どこに自分の居場所があるのか、見失いがちです。けれども、ふとした瞬間に「ここだ」と思える場所が見つかることがあります。それは、誰かと深く共感し合えた時、自分の強みや価値を認めてもらえた時、あるいは自分自身が新たな発見をした時です。
居心地の良い居場所とは、ただ安定しているだけではなく、自分が自分らしくいられる場所。安心して他者とつながり、素の自分をさらけ出せる場所です。そんな場所にいると、不思議と心が軽くなり、未来に対する希望が湧いてくるものです。
講座を通じて多くの方々と出会い、その一人ひとりが自分自身を見つける瞬間を目の当たりにしてきました。たとえば、あるワークショップで、一人の参加者が自分の強みを発見した瞬間、彼の表情が輝き、その場にいた全員がその喜びを共有しました。その瞬間、私はこの場所が自分にとっても居心地の良い場所だと感じました。
人それぞれが持つ「自分の居場所」は、一つの形や定義に収まるものではありませんが、共通しているのは、その場所が「自分を許し、認めてくれる場所」であるということです。そういった場所を見つけた時、人は自然に笑顔になり、心からの安心を感じるのだと思います。
私たちの生活は、変化の連続です。その中で、自分の居場所を見つけることは、大きな力を与えてくれます。どこで、誰と、どのように過ごすか。そこに、あなたが感じる「安心感」や「居心地の良さ」があるかどうか。それを探し続けることが、人生を豊かにする一つのカギかもしれません。
今、あなたにとっての居心地の良い居場所はどこですか?
その場所で、あなたは自分らしさを感じられていますか?
もしまだ見つけられていないなら、私たちと一緒にその場所を探してみませんか?