あなたが入れる怒りスイッチ
先日、お伝えした「双極症のキッカケは【感情】2」の中で「双極性障害」の治療法として、薬物療法と心理社会的治療を合わせて治療していくとお伝えしました。
そこで今回は「心理社会的治療」の中のひとつ、認知行動療法についてお伝えします。
認知行動療法とは「現実の受け取り方」や「物事の見方」を認知といい、認知に働きかけて、ココロに柔軟性を持たせストレスを軽くしていく治療法を認知行動療法といいます。
認知は、何か出来事が起こった際、反射的に浮かぶ考えやイメージを「自動思考」といいます。「自動思考」によって思考や行動が変わります。
双極性障害の要因となるストレスに対して、柔軟で強いココロを育てるために、自分の中にある「自動思考」に気付くことから始まります。
下記の図は自動思考のパターンが作られる流れで「認知行動療法とNLP」に詳しく書いているのでここでは割愛します。
この記事でいう「自動思考」とは、図の「プログラム」のことで、何か出来事が起きて辛くなったときに頭に浮ぶ考えやイメージに注目し、バランスの良い考え方に書き換えるということです。
認知行動療法は、本人が辛くなったときに立ち止まり、そこで頭に浮かんだ自動思考を、現実にそった柔軟でバランスのよい思考に変えていくことでストレスを和らげることができます。
ここで重要なのは「あなた自身」ではなく、あなたの自動思考ということです。あなたという人間を変えることはできませんが、自動思考を変えることはできます。
時間はかかりますが、ひとつずつ解決すれば絡まった糸がほぐれるように腑に落ちてきます。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
【小さな実践】
1.自分のストレスに気付き、その都度ノートに書き出す
2.自分の自動思考が自分の感情や行動に、どのように影響しているのかを書き出す
3.自動思考と現実とのズレを意識し、現実にそった柔軟の思考に変えながら何が大切かを書き出す
4.その問題を解決する方法や、人間関係を改善する方法を自由に書き出してみる