コミュニケーションの入口は反応すること

小橋広市

小橋広市

テーマ:関係性コンディショニング

コミュニケーションの面白いところは、自分が発した言葉に対して相手がどのような反応をしてくれるかで、その反応によってこちらの反応も変わります。

街で知らない人から声をかけられた時、あなたはどんな反応をしますか? 反射的にどんな反応ができるかによって、その時のコミュニケーションのカタチが変わるように思います。

ということで、今回は「反応のカタチ」についてお伝えしたいと思います。

期待値のズレ

反応のカタチ


私たちは無意識に相手の反応を気にします。これは大人に限ったことではなく、子供も親の反応をみたいので大声を出したり、いたずらをしたりと色々仕掛けてきます。

大人も子供も想像していた反応が得られなかったらガッカリします。反対に予想以上の反応をしてくれたら嬉しくなり、またこの感覚を味わいたいと同じ行動を繰り返したくなります。

特に子どもに対しての反応には、自己重要感を満たしてあげるためにも意識して豊かな感情表現するくらいの方が良いかもしれません。


反応と言えば、自分の変化に他者が気がついてくれたら、すごく嬉しい気持ちになります。

昔の恋愛のハウツー本などに、ヘアースタイル、ファッション、メイク、ネールなどを変えた時に気がついてくれる男性がモテると言われていましたが、今では、関係性ができていない状態でこれをやるとセクハラになりますよね(笑)

相手の変化に気がついた際、さり気なく相手が喜ぶ言葉をかけることができれば、きっと相手も嬉しいはずです。気にかけてほしいところにフォーカスすることができたらいいですね。

気がついてもらいたいことは相手によって違うので、まずは「自分が他者から気がついてもらえたら嬉しいこと」が何かを想像した上で、相手がどんな変化に気がついら喜ぶか想定してみるのも面白いと思います。

ただ、いくら変化に気付くと言っても、相手が触れてほしくないことには触れないというのが最低限のルール。

例えば、「最近、太ったね・痩せたね」「よく食べるようになったね」「メイクが濃くなったね」「最近、クライね」この当たりは気がついても言わない方が無難です。特に男性が女性に言うはNGです。

私が特に反応するのは、自分ができないことができるようになった時に、他者から褒められるともっと頑張りたくなります。

調子が悪い時や落ち込んでいる時、つまり安心や自己重要感が損なわれているタイミングで声をかけられると、自分は心配してもらえる存在だと自己重要感も満たされるからとても嬉しいので笑顔で反応してしまいます。

自己重要感については、次の機会にお話するとして、コミュニケーション上手の人の共通点は、「他者の変化に敏感な人がコミュニケーションを制する」これですね。


学んだ知識やスキルを使うのを忘れないで下さい。


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あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「相手によって表情が変わるのは何故?」
好意の返報性とは



【小さな実践】
自分のどのような変化に気付いてくれたら嬉しいかを書き出してみる


 

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小橋広市(講師)

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