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今回は習慣の置き換えの話。
私は今月こそ「ダイエットを始める」と決意しても、中々、実行できません。どうでしょう。あなたも1つや2つはあるのではないでしょうか。
そんな時に悪習慣を合理的に改善するトレーニング法があります。
「もし○○の場合、○○をする」
これはコーチングの際に、習慣を置き換えるために使うフォーマットです。
このフォーマットを使って、○○をしないと決めても誘惑に勝てず、毎回、それを守ることができない時、決めたことに対してどのようなトリガーや誘惑があるのかを探します。
まず、一番「やめたい」「変えたい」と思うことをノートに書き出します。
「自宅に帰ったらすぐテレビを観てしまい、やるべきことができない」
本当はテレビなんか観ずにパソコンを立ち上げ仕事がしたいと思っているのに「テレビを観てしまう」この行動に対して、何がトリガーになっているのかを書き出します。
「帰ってすぐに目につくところにテレビのリモコンがある」
このように目につくところにリモコンがあるから「すぐにテレビを観てしまう」行動に繋がっているので、テレビリモコンの置き換えを考えます。
テレビのリモコンをテレビ本体の裏に置いて、変わりにステレオのリモコンを置いておき音楽を聴くようにする。これが置き換えになるので、上の公式に当てはめると「もしテレビを観てしまう場合、変わりに音楽を聴く」このようになります。
このトレーニングは、習慣の置き換えだけでなくメンタルでもOKです。
例えば「物事を否定的に観てしまう」これにはどのようなトリガーがあるのか探してみます。すると下記のような思考のクセが分かりました。
何かといえば「ネガティブな面にフォーカス」する傾向がある。これがトリガーになって否定的な捉え方になっている可能性が出てきました。
これの置き換えは、「ポジティブな面を探す」若しくは「このようになったら理想的」というように未来志向で考えてみる。
このトレーニングは、ポイントが2つあります。
1.何がトリガーになっているのかを見つける
2.置き換えるものはハードルを下げる
1番目については、トリガーを見つける時には、思い当たるものを全てノートに書き出して見える化してみて下さい。
2番目、最初の置き換えは手軽にできるものにする。最初から抵抗を感じると継続できません。「テレビ」→「音楽」→「パソコン」→「仕事」とステップアップすれば悪習慣から良習慣に変えることができます。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「生活習慣の書き換えでプチ断食計画ってどうよ」
いきなり断食より最初はプチ断食から
◇「書き換えるマインドセットの見える化」
脳は否定語を理解しないので肯定語を使う
【小さな実践】
軽くスタートダッシュできて興味が湧くことを代替品にもってくる