住環境と家族の生活習慣 2

小橋広市

小橋広市

テーマ:住環境習慣コンディショニング

昨日の「住環境と家族習慣 1」の続き

これは私の個人的な考えなので賛否両論あるかと思いますが、子どもが小学生の間は、勉強部屋はいらないと思っています。

私が小学生の頃、祖父とお袋の三人家族で、お袋は紡績会社で2交代勤務をしており、家で私と顔を合わすのは月の半分でした。祖父は終日、別棟で仕事をしていたので、学校から帰った私は野放し状態です。

私も含めて子どもは、放っておかれると勉強する気が起こりませんが、親が適度に関わっている家庭の方が学びに対するモチベーションが高まります。

お勧めダイニングキッチン


幼いお子さんがいるお客様にお勧めしていたのは、炊事をしながら子どもと関わることができるようにキッチンを開放的なアイランドタイプにする、或いは対面式を提案していました。

子どもが学校から帰った流れで宿題ができるように、大きめのダイニングテーブルを設置し、すぐ2階に駆け上がらない環境にします。宿題をやっていて解らないところをすぐ親に聞ける環境をつくると子どもの学習意欲を促すことができます。

お絵かき

小学生の間はリビングやダイニングで勉強する習慣をつくってやり、子どもの部屋は寝るための空間と割り切り、テレビは必要ありません。

小学生までは寝室だけで良いのですが、中学生ともなれば、プライバシーや個々の時間の使い方に違いが出てくるので勉強する空間が必要になってきます。その時にパーティションで仕切って個室になるような工夫も必要です。

このように家族のカタチは年々変わっていくので、将来を見据えた長いスパンで検討し、いつでも自分たちのライフスタイルに柔軟に合わすことができる住まい作りの計画を立てておきましょう。


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「家族のカタチは住環境の心理要素で変わる【その1】」
家族の専門性を重視した住環境

「家族の関係性が希薄になる原因の70%は住環境が原因」
家族のカタチの変化と子どもの自立



【小さな実践】
家族が集まってコミュニケーションが取れる住環境を工夫してみる

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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