家相学と建築風水は何が違う
昨日までのNLPと打って変わり、今回は私の専門分野「住環境習慣コンディショニング」の住環境と習慣についてお話しましょう。これからお話することは大人でも効果的ですが、幼い子どもが居るご家庭にお勧めです。
読書がとても良い習慣ということは、誰でも知っていると思います。私の幼い頃の実家には本はありませんでした。あるのは私が読む漫画と教科書だけでしたが、祖父の周りには難しそうな本がいっぱいありました。
そのような環境からか、私は読書が大嫌いでした。そんな私が読書に興味を持ったのは中学生の頃に読んだ少年向けの冒険小説「十五少年漂流記」この本との出会いが私の読書好きに火をつけたのです。
冒険小説から入っても読書の楽しさを知っていたので、活字の免疫は当時からできていたように思います。
読書習慣
中学生の頃から、私に読書の習慣が身についたことで人生が変わったと言っても過言ではありません。
読書習慣と言語能力は、相関関係があると言われています。今、思えば小学生の頃から読書好きの女の子がいました。その子は中学生の時に地域の弁論大会優勝し、大学を出てからは地方局の女子アナをやっていました。
小学生の頃、その女の子の家に遊びにいくと、お父さんの書斎があり、茶の間にも本棚が並んでいました。すっかり本を読む環境が整っていて、恥ずかしいけど私の家とは大違い。
この子のように、本を読む習慣はできるだけ早いうちに育みたいもの。そのために必要なのは、幼いころから子どもの視界に本が自然に入る環境を整えることです。
昔、私が設計した住宅で、お客様から「読書好きの子どもにしたい」と要望があり、リビングや廊下、トイレなどの子どもの視界に入る高さに、造り付けの本棚を設けたことがあります。
場所は取りますが、本は背表紙ではなく表紙が見えるようにすると、子どもの興味を引きつけやすくなります。工夫をして本を子どもの目に止まりやすく自然に身近に感じるようにしておけば、必ず本に興味を持つようになります。
極端ですが、絵本なども整理せずに、あえてソファや机に置いて子どもが何気なく手に取れるようにしておくのも良いでしょう。ちなみにそのお客様のご家族は、子どもばかりか親まで本好きになり、別棟で書斎を作ったくらいです(笑)
現在の私の部屋も壁一面を本棚にしています。嫌でも本が目に入るので、つい手にとって読んだりします。習慣を身につけるのは環境を変えるのが一番ですからね。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「家族のカタチは住環境の心理要素で変わる【その1】」
家族が望んでいる生活スタイルに合わせた住環境
◇「家族の五感で住環境をつくる」
家族の足の裏で感じる家づくり
【小さな実践】
望んでいることや目的を書いた色紙などを、日常的に目につくようなところに貼っていると意識づけになる