究極のコミュニケーションは「聴く」

小橋広市

小橋広市

テーマ:関係性コンディショニング

セミナーや研修で「話すより聴く」ということを伝えるために、次のような例え話があります。

コミュニケーションで、話すより聴くということがいかに大切か、その意味は私たちの顔にあります。耳は2つありますが、口はひとつ、このくらい「聴く」ということは私たちにとって大切なことです。

私はコーチになる前は話すが8で聴くが2の人間でしたが、今は真逆です。前職は建築コンサルタントもやっていたので、話すのが仕事くらいに思っていました。

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先日こんなことがありました。私のノートパソコンが壊れてパートナーに不満をぶちまけていた時、パートナーから「悪い流れを引き寄せるから不満や愚痴は言わない方が良いよ」と言われました。

それを言われたからって怒ったり不快にはなりませんでしたが、二人の会話は止まりました。

否定されたわけでもないのに会話が止まったのは何故か?と考えてみました。理由はパートナーの言うことが正論だからです。

こちらは不満をぶちまけたかっただけなので、自分が理解していることに対して正論で返されても「共感してほしいだけなのに・・・」となってしまうのです。


こういう事例は、知識や経験があって解決策が解っている人やネガティブ領域に巻き込まれたくない時に、ついアドバイスや正論を言ってしまい、相手に共感することを忘れてしまいます。

男性が文句や愚痴を言う時は、相手のアドバイスを聴きたいことが多いのですが、女性の場合、愚痴を言って相手に共感してもらってスッキリというパターンが多いですよね。

女性同士なら解っているので問題ありませんが、女性が男性に愚痴を言うと、男性はそれにロジカルにアドバイスをしてしまう。これはよくあることですよね。

どちらにしても、コミュニケーションは会話のキャチボールと言いますが、相手の言いたいことを聴いて共感することが前提にあるように思います。ただ、相手が「あなたはどう思う?」と聞いてきた場合は別ですけどね。



あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

◇「コミュニケーションは「共感と共有」」
二種類のコミュニケーションとは

◇「オートクラインで認知症予防」 
相手に話してもらってオートクラインを起こす



【小さな実践】
グチや不満を相手にぶちまける際、男性は自分の答えを持ってぶちまけるが、女性は聴いてもらい共感してもらって完結する


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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