男と女は脳がちがう
さて、昨日の続きでアサーティブは、自分も相手も大切に考えるコミュニケーションとコミュニケーションの4つのスタイルをお伝えしました。
今回は、これを基本にコミュニケーションを取るようにすればアサーティブを習慣にできるという3つのステップを、私の解釈と事例を混じえながら解りやすくお伝えしますね。
アサーティブの3ステップ
1.事実+意見(解釈・思い込み・ジャッジ)=体験
2.気持ち アイ・メッセージで一次感情を伝える
3.理由 そのような気持ちになった理由
① 事実(互いに共通していること)と意見を分離して考える
●友人から5000円を借してと言われたのでたかりに来たと思った
↓
たかりに来た(意見) → 友人が5000円借りに来たのが事実
●午前1時に非常識な電話があった
↓
非常識な電話(意見) → 午前1時に電話があったのが事実
●レジで並んでいて自分の前に割り込まれた
↓
割り込み(意見) → 後から来て自分より先に入ったのが事実
※これらの事例のように意見と事実を分離し、事実のみを相手に伝える。
② 気持ち 相手に2つアイ・メッセージのプレゼントをする
・感 情 素直な気持ち
・お願い こうして欲しいという要望
●感情とは、一次感情(寂しい・辛い・悲しい・痛いなどのネガティブな感情)が基になって溢れた時に二次感情(怒り・後悔・罪悪感)になる。つまり、素直な気持ちとは、一次感情を相手に伝えるということ。
●お願いとは、◯◯(一次感情)だから、せめて△△(せめてこうして欲しい)して欲しかったという要望を相手に伝える。
③ 理由 どちらも大切にしたい明確な理由を相手に伝えるが、アサーティブは、自分の気持ちを相手に理解してもらうことではなく、理解してもらえなくても受け取り方は相手次第というのが大前提です。
アサーティブ、少しは腑に落ちるところがありましたか?
私が講座でいつも最後にお伝えしていることは、いくら良いと思ったスキルでも、いきなり本番で実践するのではなく、最初はハードルを下げて普段から良い関係性の人で実践し、フィードバックをもらいながらトレーニングするのをお勧めします。
その理由は、どんな人でも最初は上手くいきません。その時の相手の反応次第で、「やはりこんなスキルを学んだところで役に立たない」と自信を失い、次の一歩が出なくなるからです。
ハードルを下げて少しずつです。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「良い怒り方と悪い怒り方の入口」「」
怒り方次第でDVにもパワハラにも取られる
◇「コミュニケーションは「共感と共有」」「」
二種類のコミュニケーション
【小さな実践】
どんな相手にもアサーティブを使うのも良いが、大切な相手と取るコミュニケーションは、あなたが選ぶ権利があることを意識しておく