プチ鬱の孤独感からの脱出法

小橋広市

小橋広市

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

ちょっとお聞きしますが、あなたは孤独を感じたことはありますか?

私は若い頃によくありました。最近では数年前、お袋が認知症になった時に、それを受け入れることができず、正月なのに誰にも会いたくなくなりプチ欝になりました。

孤独は都会の雑踏の中にいても感じることはあります。孤独感は、元々集団で生活する人間の生存本能なので社会的な孤立にも反応します。

ひとりでいる時間が孤独ではなく、本当に話したい時に話す相手がいなかったり、認めてもらいたいのに枠から切り離されている状態の時に孤独を感じます。

大はしゃぎ

私のクライアントさんの中にも、子どもがSNSにハマって学校に行かず、引きこもりになったという話もあるように、SNSは誰とでもすぐ友だちになれる一方、リアルなコミュニケーションから離れるという矛盾も出てきます。

SNSで笑顔を表す時、顔文字や(笑)でしか表すことができません。(笑)と文末に入れたとしても、実際にニッコリ笑いながら入れることは少ないはずです。個人的な関係性が崩れるのもSNSということはザラにあります。


そうは言っても、孤独感がすべて悪い感情かというとそうではありません。新しい場所に引っ越したり、友だちがみんな忙しくて会えなかったりした時に感じる自然な反応です。

ただ、孤独を頻繁に感じるようになると、自分の気持ちを吐き出せなくなって鬱に繋がったり、精神面や身体の健康が損なわれることがあります。実際、免疫効果が薄れたり、老化が早まることもあるそうです。

孤独を頻繁に感じるようになる前に、専門家が勧める自分できる対処法が、いくつかあります。

・自分の気持ちを否定せず、問題として把握する
・孤独は自然な感情で、自分のせいではないことを理解する 
・他の場所で慰めを見つける(趣味、ペット・笑顔になれること)
・アクティブになる(環境を変える・運動をする)
・困っている人を助ける(社会貢献など誰かに必要とされる)
・幸せな場所を想像する(旅行・エピソード)
・助けを求める(雑談でも聴いてくれる人)
・日記をつける (気持ちを吐き出す・感情を見える化する)

これらのツールを自分に合うように組み合わせで実践してみて下さい。

私がお袋を受け入れられなくてプチ欝になった時に行なったこと。
パートナーに自分の気持ちを洗いざらい吐き出したこと。更に遠距離介護が幸いし、移動が環境を変えてくれて刺激から離れることができました。

そうそう忘れていました。このブログのテーマにある「遠距離認知症介護者の日記」を書いているので、そこでも感情を吐き出していました。


参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「孤独を悲観的に捉えずタップリ楽しもう」
孤独は自己成長や自己肯定感を高められる

「認知ひとつで未来を変える」
外からの情報をうのみにせず整理する



【小さな実践】
適材適所、その時の問題に合うツールを選ぶためには、引き出しの中のツールは多いほど良い


 

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小橋広市
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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

なりたい自分になる勉強会やセミナーの開催及び、居心地が良い環境の中で、生きやすくなるための講座や相互交流ができる「心ホッとコミュ」というコミュニティを開放しています。

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