明確な目的で感情を動かす
あなたは自分が行き詰まったり、目的が観えなくなった時にどのように対処していますか? 私は自分で自分をコーチングする「ビジュアルセルフコーチング」を行なっています。
通常のコーチングもセルフコーチングも目的は同じです。違いはコーチにコーチングしてもらわなくても自分で行えるのがセルフコーチングです。
セルフコーチングのステップの内容は次の3つ。
・理想の状態を具体的に言語化して映像化する
・メンタルブロックを外す
・マインドセットの再構築
【理想の状態】
「どのようになりたい」「どのように変えたい」「何を得たい」などを具体的に言語化できるようにしたことを五感で映像にする。
【メンタルブロック】
理想のウラにある「自分には無理」などのネガティブ感情は「過去の失敗」「思い込み」「狭い範囲の視点」などと、理想に重ねることでメンタルブロックとして浮き出てくる。
【マインドセットの再構築】
マインドセットは外からの刺激にプログラムが反応して出る行動で、簡単に言うと思考のクセのようなものです。組み込まれたプログラムを理想の状態のプログラムに少しずつ変えていくのがマインドセットの再構築です。
セルフコーチングのやり方
コーチングのステップが決まったら実際にセルフコーチングを実践するわけですが、やり方は2通りあります。ひとつはそれぞれのステップをノートに書き出して見える化する方法。
もうひとつは小橋流セルフコーチングです。
このセルフコーチングにはコーチじゃなくても良いので相手が必要です。相手が決まったら、こちらが用意した質問事項を相手の方に質問してもらいます。
あらかじめ簡単に説明して用意した下記の質問を相手からしてもらうだけです。
【理想の状態】
「どのようになりたい?」「どのように変えたい?」「何を得たい?」
【メンタルブロック】
「思い込みは?」「過去の失敗は?」「人間関係は?」「後悔したことは?」「お金のことは?」「時間は?」「辛かったことは?」「足りないものは?」
【マインドセットの再構築】
「簡単にできることは?」「いつから始める?」「継続には何が必要?」「いつまでに?」「どうなりたい?」
相手からは、渡した質問だけをしてもらって、こちらが考えている時は黙って待ってもらうように打合せして下さい。
セルフコーチングの時、相手の意思で質問したいことがあったら、シンプルな言葉で質問してもらって下さい。
このカタチでセルフコーチングを行なうことで、自分ひとりで考える何倍も潜在意識とコンタクト取れるようになります。
その他の「セルフコーチングの質問集」
参考になれば幸いです。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「他者に悩みを話すと自分自身で解決できる・・その理由は?」
話すことで気づきを得るオートクラインとは
◇「フィードバックはゴールを再認識するための呼び水」
相手が言わんとしていることを引き出す質問
【小さな実践】
相手に質問集を渡し、その中からランダムに質問してもらってピンときた質問に答えるトレーニングをする