重い荷馬車も動くと軽い
私は中卒で専門学校を卒業後、一度社会人になりましたが、中卒の劣等感から19歳で定時制高校に入学し美大に入ったので学生としては遅咲きですね。
面白いもので劣等感を強く持っていた私は、ひとつの劣等感を克服すると次の劣等感が湧き出てきました。その劣等感というのは資格を持っていないことです。資格で武装して安心したかったのだと思います。
当時は資格を取得することが目的になっていたので使えない資格に時間を費やし、今、有効に使っている資格は、建築士の資格だけです。
私は美大しか受験していないので、他の大学の選択肢はありませんでしたが、もし、すべり止めに他の大学も合格していたとしたら、そのすべり止めで合格した大学で経験できるチャンスを逃していたことになります。
受験や資格取得は選択肢を広げる反面、「せっかく良い大学を出たのに」とか「苦労して資格を取得したのに活かせない」というように、大学や資格にすがりつき狭い範囲の中で職業や生き方を選択しかねません。
本来、自由な生き方が広がるはずなのに、資格や学歴の呪縛で不自由な生き方を選ばないようにね。
私が建築士の資格を取得した時は、職場で資格が必要とされているから、即、資格を活かすことができましたが、資格を取得する際には、本当にこの資格が自分に必要かどうか再定義してみることをお勧めします。
参考になれば幸いです。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「眠ってる資格や認定証はゴミと同じ」
資格で差別化できない
◇「集客や就職に資格は本当に必要か」
資格は就職に有利か?
【小さな実践】
大学受験も資格取得も目的を定義していないと時間の無駄になることを踏まえで、明確な将来にフォーカスしておく