男と女は脳がちがう
悪口・陰口
職場やコミュニティでも、「影で悪口を言う人がいるので耐えれなくて人間不信になりそう」という悩みをもつ人が多くなってきているように感じます。
例えば、初めて会社やコミュニティの中に入った時に、元々居る人からの悪口や陰口の理由が次の3つです。
・やり過ぎ、やらなさ過ぎ(やる気)
・暗黙のルールを知らないうちに破っている
・出来過ぎ、出来なさ過ぎ(能力・スキル)
出る杭は打たれると言いますが、集団の中では「程良さ」の範囲で行動しているのが無難という時代かもしれません。悪口や陰口からイジメに発展する場合が多くあります。
誤解を恐れずに言うと、他人の不幸は蜜の味というように、人の悪口を言っていると気持ちが良いのです。悪口を言う人同士は連帯感が強くなり、罪悪感が薄くなりストレス解消にもなっています。
ところが、人の悪口や愚痴を言う人は、脳の快楽物質が分泌されると同時にストレスにもさらされます。この脳のクセは、事もあろうに他人の不幸を蜜の味にも変えてしまうのです。
この脳のクセは、社会がうまくまとまっていく上で必要であったり、モチベーションを上げる、脳に元々備わっている感情です。
集団イジメ
このように集団の中では、悪口やイジメで共通の敵を排除すると仲間同士の絆が強くなります。反面、その絆の輪から出ると自分も攻撃される恐怖があるので、気持ちとは裏腹に一緒に悪口を言ってしまうのです。
冒頭では、脳のクセと言いましたが、少し難しい言葉で言うと「恒常性維持機能」が反応しています。※恒常性維持機能は下記にリンクを貼っています。
恒常性維持機能は身体面だけでなく、脳の情報面でも恒常性維持機能が働き、正常な状態(イジメの対象がいない)に戻そうとするので異物を排除しょうと反応する。
異物などと、ずいぶん嫌な言い方をしましたが、このように説明しないと恒常性維持機能は解りにくいのです。
しかし、悪口やイジメている人に対して、「恒常性維持機能が働いているんだな」という知識があることで、悪口やイジメている人に対しても人間不信にならずに済むかもしれません。
今回は集団の中で、悪口やイジメが出てくる理由を把握し意識しておくだけで、不必要な劣等感や自己肯定感が下がり難くなります。良かったら参考にして下さい。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「思考・行動習慣を1年で38倍変化させる」
少しずつ変えることで脳を騙すことができる
◇「学んでも実践や継続ができないのは当たり前」
恒常性維持機能とは
【小さな実践】
集団の中では異物を排除するという恒常性維持機能が反応するということを常に意識の中に置いておく