コーチングは雑談でも成果が出る

小橋広市

小橋広市

テーマ:コーチング・セッション

今日は「飲酒をやめたい」をゴールとした男性の方とのセッションでした。この男性とのセッションは半年になります。最初の頃は通常のコーチングの流れでセッションしておりましたが、3ヶ月後に内容を変えました。

椅子

例えば、カレンダーに「飲まなかった日に○を付ける」でしたが、「飲んだ日に○を付ける」に変えました。加えて「どうしても飲みたい時は飲んで良い」に変えました。

毎日の報告ノートは、細かいことを書かないで良いので、感じたことだけをサラッと書いて下さいと言いました。このように変えてから、少しずつ変化が出てきました。

飲まなかった日に○を付けていた頃は、私に飲んだ原因を話さなければいけないという義務感がストレスになっていたそうです。

ところが、飲んだ日に○を付けるようになって、飲んだ事実を伝えるだけで、細かい原因を書かなくてよくなったのでストレスもなく楽になったそうです。

それと感じたことを書いていたら、面白い発見があったそうです。

職場の事務所から自宅までの帰路のことで、東方向に自宅に帰ると飲まずにはいられなくなって途中で買って飲むのですが、西方向に帰ると飲まずに自宅に帰れるというのです。もちろん、西方向にもコンビニやスーパーに酒があります。

本人は不思議がっていましたが、条件反射的な習慣です。このことは、本人が自分で気付くまで伝えないつもりです。

このようにコーチングは100人いたら100通りのコーチングがあって、本人に適したやり方でストレスにならないのが一番ですね。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「周囲を観察して悪習慣の起動スイッチを探せ!」
習慣のきっかけになるトリガーを探す

「やる気のドーパミンを多く出させるセルフトーク」
パブロフの犬よりセルフトークを鍛える



【小さな実践】
コーチングのやり方はクライアントによって無限にあるので、必要以上に基本にこだわらないように心がけておく

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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