人間関係は信頼の凸凹道を埋めていくことから始まる

小橋広市

小橋広市

テーマ:関係性コンディショニング

関係性のしくみ


今日は「飲酒習慣を止める」というゴールに向かっている男性のクライアントさんの、定期コーチングを行ないました。セッションの中でクライアントさんはこんな話をしてくれました。

「お酒を止めるためにコーチングを受けているが、中々止めることができない」と妻に打ち明けたところ妻はこう答えました。

「止めれなくてもいいじゃない! 大切なのは止めたいという意識を持っていることじゃないかな」

いいですよね(^o^) これが原因論で考えるより目的論で考えるということですね。とても素晴らしいご夫婦だと思いました。人間関係は、どのような関係性においても最初は下図のような穴凹道です。

穴凹だけど何となく繋がっているので、互いに理解できない凹みがあっても想像することで補うことができます。夫婦・親子・友人のように接触回数の多いほど下図のように、互いの未知の部分を埋められるので相互の理解度が高まります。

関係性の道

人間関係は、良い意味で互いに思ったことが言えるほど信頼関係の穴凹が埋まっていくので、相手の行動の意図が理解できるようになる、いわゆるツーカーの仲になっていくわけですね。

今日のクライアントさんのように、どんな夫婦であれ、最初は理解できずにケンカをしたり誤解が生じることもあるでしょう。それでも何年もかけて1つずつ穴凹を埋めていくことでお互いの足りないところを補い合えるはずです。

今日は私自身が学ばせて頂いた一日になりました。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「人はいかに自分のことを知らないか【視点1】」
ジョハリの窓から人間関係を紐解く

「原因論と目的論の使い分け」
原因論と目的論は、後に下がって検証するか未来を予測するか・・・

「第三者が当事者を観ると人間関係がこじれる原因が面白いように理解できる」
認知と行動のブラインドループとは



【小さな実践】
穴凹だらけの信頼関係の道を整備し相互理解するのは、脳神経が繋がって伝達速度が高まることに似ている

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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