過去のエッセンスとエピソード
子どもの頃から人から相談されるのが大好きで、煩わしいと思ったことは一度もありません。こうしてみるとコーチという職業は天職かもしれません。
若い頃は、相談された時には、男女関係なくアドバイスするのが当たり前と思っていました。ただ女性の場合は、只々聴くことに専念していましたが、男性の場合は参考意見を求めていることが多かったのでアドバイスをするようにしていました。
相談のタイプ
相談といえば、私が店舗デザインに携わっていた頃、下記のようにお客様を大きく3つにタイプ分けして対応していました。
・意見を聞かず我が道を行くタイプ
・何につけても意見を求めて従うタイプ
・意見は聞くが結論が決まっているタイプ
この3つのタイプに属さないタイプのお客様がいます。そのお客様とは、後々、トラブルがあった時に責任転嫁のための保険で意見を聞いておくというタイプで、こういうお客様はたいてい打合せの内容を録音しています。
この頃にコーチングというスキルがあったら、人生が変わっていたかもしれません。
「迷い」は誰にでもあるし、その時に出した結論が正しいかどうかは、時が経ってみなければ分からないし、その時の捉え方しだいでどうようにも変わります。制限を外して素直に「◯◯したい」という気持ちに従う方が後悔はないでしょう。
自身の気持ちに素直に出した結論は、自分自身の経験や知識、環境に基づいて導き出した結論なので、思い通りにいかなかったとしても次に繋がるはずです。
ワクワクワーク
そうは言っても中々素直にはなれないもの。そんな時に実践できるワークをひとつお伝えします。限られた場面しか使えませんが、覚えておくと役に立つ時がくるかもしれませんからね。
例えば、
A案・B案の二者択一でどちらか悩んだ挙げ句A案を実行したとしたら、先でどんな問題や課題があるのか、またそれにはどのような準備が必要か、それが成功した先には何が観えるかをイメージしてノートに書き出します。
一方のB案も同じことを行ないます。その結果、A・B案の問題点や課題の予測、準備すること、成功の先に観えることなどのワークをしている時、自分がワクワクしたのはA・B案のどちらでしょうか?
【小さな実践】
人は感情が動くと行動できるが、自分にどのような感情が湧いた時に行動しているかを書き出し、自身の感情の行動パターンをまとめて検証してみる