ストレスから適応障害3
「怒り」の後悔
学生時代、4歳年下の彼女がいました。バイト代が入ったので、彼女のために有名な洋食屋をサプライズで予約してました。遅刻の常習犯だった彼女に、当日は絶対に遅刻しないよう約束していたのに案の定、遅刻です。
当時、携帯電話はなく、私の不安は頂点に達してました。30分ほど遅れて彼女が、「ごめんごめん」と、くったくのない笑顔で「直前に友だちから電話があって」と言い訳。
その時は、怒りにまかせて言い過ぎましたが、彼女は「そこまで言われなきゃいけないほど私は悪いことをしたの?」と逆ギレ。怒ったことを後悔しましたが、結局、2人共感情的になってその日は洋食屋にも行かずそそくさと帰りました。
意志とは逆の行動する自分に憤りを感じていました。彼女と喧嘩になり、「帰る」という行動は、本当に求めいていたことでなく反射的な怒りの行動です。
感情に素直になる
時間が経つと、怒りで自己防衛する必要がなくなり、「後悔」という感情に変化します。「怒り」は時として矛先を変えて他者を巻き込み、人生さえ変えてしまうことがあります。
私たちは、日々、小さな感情と対面しながら、立ち止まったり迷ったりしてY字路で左か右かを選んで人生のタイムラインを進み過去には戻れません。紆余曲折を繰り返し歳を取っていきます。
「迷った時は険しい道を進め」なんて言う人もいますが、未来なんて誰も予測できないので無責任なことは言えません。
結局、迷った時には理屈より、やりたいか、やりたくないか自分の感情に素直に進むしかないように思います。それでも迷う時は、とりあえず「保留」にし、俯瞰して観ることでしょうか。
【小さな実践】
迷った時には何を基準に行動を選択したのかをノートに書き留めておく