思い込みのワナ
これまで、NLPやアンガーマネジメント、コーチングなどのスキルを学びましたが、その中で最も軸になっているのが「U理論」
U理論ってなに?
最初はパートナーから、トップマーケッターの神田昌典氏が紹介している面白い理論があると聴いたのがきっかけでした。その後、中土井僚氏が翻訳した原書の「U理論」を読み、同氏が書いた入門編やマンガでやさしくわかるU理論を、何度も読み込みました。
この本は、自己啓発とかノウハウ本とは違い、人間関係の根源的な捉え方が具体的に書かれています。もちろん、個人的な印象なので、読む人の経験や年齢、職業などで多種多様な受け取り方があるのは承知しています。
どのような素晴らしい本を読んだとしても、急激に変容することはありませんが、私が唯一、ピッタリと腑に落ちたことがあります。この本によく出てくる「一歩下がって保留」という言葉。
私なりの解釈で申し訳ないのですが、ある出来事があり、それに対して、強い疑念や怒りが勃発した時にどうするか。一歩下るというのは、自分の殻を破って身体の少し後ろに抜け出るようなイメージかな。
これは講座のワークで行うと、比較的容易にイメージできます。文章にすると伝え方が難しいですね。自分の実体から一歩下がった状態で物事を観察すると、強い疑念や怒りを客観視できます。
「U理論」は頭だけで理解するより、理解できたことを、普段、感じたことの中に当てはめながら実践していくことが大切です。その時は正解は出ないかもしれませんが、その都度、実践していると何となく腑に落ちてくるものです。
このU理論は、「起業後、1年で年収3000万になる方法」などのように派手な学びではありませんが、この理論を学ぶことで人間関係のコミュニケーション能力が高まると同時に、マインドセットやセルフイメージが構築されます。
プライベートもビジネスも根っこには、様々な人間関係が複雑に絡んでいます。とっつきにくい理論ですが、マンガで読むことができるので、一度、目を通してみて下さいね。
【小さな実践】
あなたが抱えている問題や課題の多くは必ず、根っこに人間関係が絡んでいる人間関係は、もつれた糸をほどくように少しずつほぐしていくことであり、間違っても強引に引っ張ってはいけない