コーチングワークを検証してみた
私の悩み多き頃
そんなに大きいことではなくて複雑に絡み合った糸のように、どこから辿ればいいのか解らなかった。それだけのことです。その問題というのは、当時、思い出したように湧き上がってきますが、知らないうちにどこかに消えています。
何となくこの問題が解決すればすべてがうまくいくような気がする時もあれば、その考えさえ錯覚のような気がして悶々とした日々を過ごしていました。
そんな時に、コーチ仲間の友人から電話がありました。しばらく世間話をして、私が抱えている問題を話したところ、友人は、私の抱えている問題を第三者に置き換えて話してくれました。
すると、複雑に絡んでいるように思っていたことが、いとも簡単に客観視できました。友人から他人事のように聴いたことで、自分のフィルターを通る時の思い込みや概念が消えた瞬間、 頭のどこかでくすぶっていたものに火が付き、パァッと辺りが明るくなった感がありました。
これまでの経験や知識を活かして解決できることもありますが、反対に概念や思い込みなどの制限がかかっているか、記憶のリンクが切れ、霞がかかったように先が観えずに悶々とすることが実に多いのです。
オートクライン
私たちの制限は、人に話すことがきっかけで突然、記憶の引出しが開くようにリンクが繋がることがあります。話しているうちに、自分自身の言葉で気付く。これをコーチングではオートクラインといいます。
自分の考えを人に話している時、潜在意識の中でまったく関係ないところから紐付けされた記憶の糸が繋がり、自身が発した言葉に自身が影響を受ける、これがオートクラインです。
オートクラインは、自分の思い込みや概念が外れた時に起こります。もし、あなたが思い悩んでいることがあったら、誰かに第三者のことのように話すと、思わぬヒントがつかめるかもしれませんよ。
【小さな実践】
自分がよく使う言葉のクセを書き出し、その言葉のクセを使う理由を「」内に分類してみる「価値観」「問題・悩み」「トラウマ・恐れ」「夢」