過去のエッセンスとエピソード
答え出さないコーチ
先日、知人から聴いた話。
最近、起業ブームとやらで、やたらコーチやコンサルタントの肩書の若い人が増えたという話題で、知人が若いコーチの高単価コーチングを受けても、まったく成果が出ない。そこで、そのコーチに相談したところ、このような答えが返ってきました。
「コーチングはあなたが答えを持っているので、あなたのリーソスの中でしか成果は出ません」と言われたそうです。これってどうでしょう。
これを普通に言うのですから、ある意味、怖いもの知らず。結局、料金を返金することになったのですが、全額返金できないとかで揉めたので、弁護士に任せたそうです。
確かにコーチングは、クライアント自身から気付きを引き出すスキルと言われているので、コーチはコンサルタントのように特化した専門知識がなくてもできると、経験も積まずに高単価で契約している人がいます。
この件が特別ではなくて、訴訟問題は今やどこにでもあります。私自身も建築設計事務所を経営していて、近隣の問題などで数え切れないくらい、お客様の訴訟に必要な資料を作ったり証言しました。
最も嫌なトラブルは、建築設計が終わった段階で、お施主さんから「家相を診てもらったので設計変更をしてほしい」と言われることがあります。
もちろん、お施主さんに罪はありませんが、家相学の先生は家相を診たら終わりで、お施主さんの住み心地に対して何の責任も負いませんが、設計や施工側は、建物が存在する限り、お施主さんに対して責任が付いてまわります。
幸い私は、訴訟を起こされたことはありませんが、近隣の問題や施工会社とのトラブルはちょっとしたことから始まります。
経験に勝るものなし
話はそれましたが、その道のプロフェッショナルになるには、1年や2年でなれるものではありません。経験ゼロからコーチングを学んで半年で30万のファーストキャッシュを得たとか、年収が1000万になったとか、このようなキャッチコピーを情報商材やブログなどでよく見ますが、 お客様の期待値が上がれば上がるほど、期待を裏切られるとその怒りは想像を越えます。
越えられない壁はないと言いますが、経験不足からくる壁は経験しかありません。周りに惑わされず自分のペースでやるのが一番です。
【小さな実践】
あなたが提供しているノウハウはお客様にとって再現性があるのかあなたとお客様が見ている壁の高さは違うということを再認識する