コーチングワークを検証してみた
目的と目標
コーチは、クライアントのゴール(目的)を明確にすることが、最も大切な最初の仕事だと言っても過言ではありません。どうしてかというと、クライアント自身も本来の目的が観えていないことがあるからです。
ゴール(目的)を具体的にすると、クライアントのイマジネーションを高めることができるので、ゴールまでの目標設定が明確になります。
ここで「目的」と「目標」の違いを明確にしておきます。「目的」は方向性で、「目標」は目的までの距離で、「マイルストーン」と言ったりします。
例えば、「英語が上手になりたい」というのと「英語を習得してアメリカで日本の伝統文化を広げる学校を作りたい」のとでは同じ目的でも違いがあり、後者は先の目的が明確で具体的です。
コーチングは先のゴールが明確であればあるほど効果的で、コーチングを始めた時にゴールを決めていたとしても、ゴールを目指していると、当初は観えなかった景色がより明確になって方向性を絞り込めます。当然、目指すゴールも変わってきます。
エクササイズ
今日はコーチが聴くゴール(目的)設定のエクササイズをやってみましょう。まず、あなたのゴールを決めましょう。ゴールを決めたら下記の質問に答えてみて下さい。
・ゴールにたどり着いたことをどうやって証明できるのか?
・ゴールはいつ、どこで、誰と達成したいのか?
・ゴールを手に入れたら、あなたの人間関係や周りの環境がどのように変化しているか?
・ゴール達成のためにすでに持っている経験・知識・能力にはどのようなものがあるか? また足りないものは何か?
・ゴールまでの過程で制限があるとしたら、それは何か?
・あなたにとってゴールを手に入れることにどのような意味があるのか?
・何から始めるのか、具体的な行動プランあるのか?
エクササイズの回答の中には、普段、あなたが意識していること、プライドを刺激することや価値観が観えてきます。このゴール設定のエクササイズは一人で行なう時に効果的なので是非、やってみて下さいね。
【小さな実践】
自分のゴール(目的)が先でどのような社会貢献になるかを、できるだけ具体的に書き出す