中途半端なコーチングは逆効果

小橋広市

小橋広市

テーマ:コーチング・セッション

病気で倒れたのを機に、生活習慣の改善コーチという肩書きで2年間ほどやってきましたが、本当に難しいものだと実感しました。ダイエットしても、やり方を間違えたり、何度もリバウンドすれば減量し難いカラダになってしまいます。 

一人で生活習慣の改善をしていると、コーチがいたとしても、隠れたところで甘えが出てきます。 いくらコーチが寄り添うといっても24時間、一緒に居ることはできません。私自身が食習慣で苦労しているのもこんな理由から。


行動習慣や思考習慣などは習慣化プログラムを作れば、容易に改善することができます。ところが、生活習慣の中でもやっかいなのが、生存本能に関係する睡眠や食事の習慣。これらは、3ヶ月~6ヶ月かけてやっと改善できたと思っていても、ちょっと気が緩むとカラダは元に戻ろうとします。


あなたが何年も仲良くしてきた習慣は、簡単に数ヶ月では決別できません。私のような意志が弱い人間がやることと言ったら、どうしても甘いモノがやめられないので、これはご褒美と正当化していました。3日、3週間、3ヶ月、半年、1年、3年という節目で挫折する傾向があります。



ダイエット



食事や睡眠の習慣を改善するためにはあなたの変化を、褒めたり叱ったり傍でフィードバックしてくれる人が必要です。例え、物理的に離れていてもいつもあなたのことを心配してくれる人です。あなたが家族と暮らしているのなら、配偶者やお子様です。

家族にコミットメントして毎日、身近な人からフィードバックをもらう。これはフィードバックする方もストレスになりますが、痛みをお互いが共感することで励みになり、パワーになります。私自身が食習慣で結果を出せなかった。それは生活習慣のコーチとしては失格ですが、多くの人がどこで挫折し何度やっても食習慣の改善に失敗する理由が明確に解ったことが大きな収穫になりました。



人間関係も同じですが、生活習慣も絶えず生活の変化に合わせたコンディショニングが必要です。コーチの役割は、本人だけでなく周りの人たちにも理解を仰ぎ、協力してもらえる状態に持っていくことでした。



【小さな実践】
クライアントのモチベーションを上げるには、
適切なタイミングで、感情を刺激するような
フィードバックと承認を行なってみる



 

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小橋広市
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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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