インナーゲーム
今回の豪雨で被災地になった倉敷市に実家があります。倉敷のイメージは地方観光都市ですが、実は産業も盛んな地域なので、田舎ののんびりしているイメージではありません。
この頃、「限界集落」という言葉をよく耳にするようになりました。「限界集落」とは過疎化や高齢化が進展していく中で、経済的・社会的な共同生活の維持が難しくなった地域とのことですが、限界集落は田舎だけではなく都会のど真ん中でも職場や家庭でも人と人の関係性が切れると似たような現象が起こります。
身近な例では、私のお袋です。社交的だった彼女が認知症になったことで近所との関係性が希薄になり、孤島にいるような寂しさを感じていました。そんなお袋も人が集まっている特養では、「話かけてくれる相手がいるので独りではない」と再認識できる場所のようです。
ところで、友人に研修に行くと眠くなる話をしたところ、「何故、眠くなるのを我慢してまで研修に行くか分からん」と言われました。考えてみると、私自身も昔は、付き合いでセミナーに行ったり、仕事関係の半強制的な研修にイヤイヤ参加することが多かったのですね。最近は、セミナーや講座に参加する際には、「リソースが広がる」、「同じ目的を持つ仲間との出会い」など、価値基準を満たしてくれるものだけに絞り込んで参加しています。やはり、共通の目的を持つ仲間との出会いはエネルギッシュで連帯感があり、自分自身のモチベーションが上がりますね。
【小さな実践】
あなたが行動を起こす際、
どのようなコアビリーフや価値観が
基準になっているのか深掘りしてみる