インナーゲーム
友人から電話があって、
藪から棒に「店を改装しているから
アドバイスをしてほしい」と言うので、
よく聴いてみるとバイク好きが集まる
喫茶店を始めるらしい。
店舗が完成直前の相談には驚かされた。
無計画にも程があります(笑)
通常、店を開業する際は
「立地が良い」ところを探します。
では、立地が良いというのは
具体的にどういう場所が
良いのでしょうか。
人通りが多いところ?
交通の便が良いところ?
なんだか分かりませんよね。
「立地が良い」場所というのは、
何を販売するかによって違います。
人通りが少なく人目につかない方が
良い店舗もあります。
最近ではネットによって、
商品に価値を感じたら、
少々交通の便が悪くても
お客様は来てくれます。
人目につかない場所にあ
るレストランなどは、
いかにも隠れ家的で常連の
お客様にはベストな場所です。
オーナーがどのような商品を、
どの時間に、どのようなお客様に
提供するのかで立地条件は色々です。
最寄り駅にある
テナントビルの中にある店舗は、
何度もオーナーが変わっています。
何をやっても長く続きません。
人通りも良いし目に付きやすいところにあるので、
不思議に思っている人が多いでしょう。
実は、この現象にはこんな理由があります。
オーナーが好きな店になっているが、
お客様の欲求に答える店ではないからです。
え~そんなこと!と思うでしょうけど、
けっこう自己陶酔タイプの
オーナーは多いですよ。
この自己陶酔を
回避する方法があります。
それは、あなたの商品(類似商品)を
販売している店舗を30件ほど見つけて、
時間帯を分けて店に行ってみて下さい。
リサーチ項目は、客層、滞在時間、
サービス方針、居心地、
店が一番売りたい商品などなど。
私が店舗デザインをしていた頃は、
数日間、スタッフと手分けして
このリサーチをしていました。
これだけリサーチしただけで、
開店する場所で、売りたい商品が
売れるか売れないかは分かります。
リサーチは時間をかけてやって下さい。
開店前では遅いですよ(笑)
【小さな実践】
どのような商品を、どのような手段で、
どのようなお客様に、どこで販売するのかを書き出し、
その商品を購入したお客様の喜びは何かを書き出す